動画撮影

動画自動露出撮影

明るさに応じて自動露出制御が行われます。

  1. 電源スイッチを動画にする

    • ミラーが動く音がしたあと、モニターに映像が表示されます。
  2. モードダイヤルをスペシャルシーン クリエイティブフィルター マニュアル露出以外にする

  3. ピントを合わせる

    • 動画撮影を始める前に、AF()または手動()でピントを合わせます。
    • 初期状態では、[撮影動画サーボAF]が[する]に設定されているため、常時ピント合わせが行われます()。
    • シャッターボタンを半押しすると、設定されているAF方式でピント合わせが行われます。
  4. 動画を撮影する

    • ライブビュー撮影ボタンを押すと、動画撮影が始まります。
    • モニターの[動画撮影アイコン]をタッチしても、動画撮影が始まります。

    参考

    • 以下の設定時には画面に[動画撮影アイコン]は表示されません。
      • ビデオスナップ]を[撮影する]に設定しているとき
      • タイムラプス動画]を[しない]以外に設定しているとき
      • クリエイティブフィルターモード(動画)
      • スペシャルシーンモード(HDR動画)
    • 動画撮影中は画面右上に[REC]が表示されます。
    • 音声は内蔵マイク()で記録されます。
    • もう一度ライブビュー撮影ボタンを押すと、動画撮影が終了します。
    • モニターの[録画停止]をタッチすることでも、動画撮影が終了します。

かんたん撮影ゾーン時のISO感度について

  • ISO100~12800の範囲で自動設定されます。

プログラムAE シャッター優先AE 絞り優先AEモード時のISO感度について

  • ISO100~12800の範囲で自動設定されます。なお、上限値は[撮影動画ISO感度に関する設定]の[オートの上限]の設定によって変わります()。
  • 機能設定カスタム機能(C.Fn)]の[2: ISO感度拡張]が[1:する]に設定されているときは、[オートの上限]で[H(25600)]も選択できるようになります。

注意

  • スペシャルシーンモードに設定したときは、HDR動画撮影になります()。
  • シャッター優先AE 絞り優先AEモードに設定しても、シャッタースピード、絞り数値を優先した動画撮影はできません。プログラムAEモードと同じ、自動露出撮影になります。

参考

  • シーンインテリジェントオートモードでは画面の左上にカメラが判別したシーンアイコンが表示されます()。
  • 応用撮影ゾーンのときは、AE Lockボタン()を押すと、露出を固定(AEロック)することができます。動画撮影中にAEロックを行ったときは、AFフレーム選択ボタンを押すと、AEロックを解除することができます(AFフレーム選択ボタンを押すまで保持されます)。
  • 応用撮影ゾーンのときは、±3段までの範囲で露出補正を行うことができます。
  • 動画の画像情報(Exif情報)にISO感度、シャッタースピード、絞り数値は記録されません。
  • このカメラは、自動露出で動画を撮影する際(タイムラプス動画撮影を除く)、暗い場所でLEDライトが自動的に点灯する機能に対応しています。詳しくは、LEDライトを内蔵したEXスピードライトの使用説明書を参照してください。

動画マニュアル露出撮影

任意にシャッタースピード、絞り数値、ISO感度を設定して、動画撮影を行うことができます。

  1. 電源スイッチを動画にする

  2. モードダイヤルをマニュアル露出にする

  3. ISO感度を設定する

    • ISOボタンを押します。

      画面にISO感度の設定画面が表示されます。

    • メイン電子ダイヤルまたはサブ電子ダイヤルで設定します。
  4. シャッタースピードと絞り数値を設定する

    • シャッターボタンを半押しして、露出レベル表示を参考に設定します。
    • シャッタースピード(1)はメイン電子ダイヤル、絞り数値(2)はサブ電子ダイヤルを回して設定します。
  5. ピントを合わせて撮影する

注意

  • 動画撮影中にシャッタースピード、絞り数値やISO感度の変更を行うと、露出変化が記録されたり、高ISO感度でノイズが記録されることがあるため、おすすめできません。
  • 動きのある被写体を動画撮影するときは、1/25~1/125秒程度のシャッタースピードをおすすめします。シャッタースピードを速くするほど、被写体の動きが滑らかに再現されなくなります。
  • 蛍光灯やLED照明などの光源下で動画撮影を行っているときに、シャッタースピードを変更すると、画面のちらつきが記録されることがあります。

参考

  • ISOオート設定時に±3段までの範囲で露出補正を行うことができます()。
  • ISOオート設定時にAEロックボタンを押すと、ISO感度を固定(ロック)することができます。動画撮影中にISO感度を固定したときは、AFフレーム選択ボタンを押すと、ISO感度の固定を解除することができます(AFフレーム選択ボタンを押すまで保持されます)。
  • AEロックボタンを押して構図を変えると、AEロックボタンを押したときとの露出差を露出レベル表示で確認することができます。
  • マニュアル露出モード時に撮影準備状態でINFOボタンを押すと、ヒストグラムを表示することができます。

Mモード設定時のISO感度

ISO感度を任意に設定したり、[AUTO]を選ぶこともできます。ISO感度については、動画撮影時のISO感度を参照してください。

設定できるシャッタースピード

マニュアル露出モード時に設定できるシャッタースピードは1/4000~1/8秒です。

注意

  • タイムラプス動画撮影()のときは、設定できるシャッタースピードが異なります。

静止画撮影

動画撮影時に静止画は撮影できません。静止画を撮影するときは、動画撮影を終了して、ファインダー撮影、またはライブビュー撮影を行ってください。

動画撮影時の情報表示

動画撮影画面に表示されるアイコン(マーク)については、動画撮影画面を参照してください。

注意

  • 動画撮影時共通注意事項

  • カメラを強い光源(太陽や人工的な強い光源など)に向けないでください。撮像素子やカメラの内部が損傷する恐れがあります。
  • 細かいパターンの被写体を撮影すると、モアレや偽色が発生することがあります。
  • オートホワイトバランス][オート(ホワイト優先)]の設定で動画撮影中に、ISO感度や絞り数値が変わると、ホワイトバランスが変化することがあります。
  • 蛍光灯やLED照明などの光源下で動画を撮影すると、画面にちらつきが発生することがあります。
  • USMレンズを使用して暗い場所で動画撮影中にAFを行うと、動画に横縞状のノイズが記録されることがあります。なお、電子式フォーカスリングを備えた一部のレンズでは、手動ピント合わせ(MF)でも同様のノイズが記録されることがあります。
  • 動画撮影中にズーム操作を行うときは、テスト撮影をおすすめします。ズーム操作を行うと、露出変化やレンズの作動音が記録されたり、録音される音量が不安定になったり、ピントがズレることがあります。
  • 絞り数値が大きいときは、ピントが合うまでに時間がかかったり、適切なピント合わせができないことがあります。
  • 動画撮影中にシャッターボタンを半押ししてAFを行うと、「一時的にピントが大きくぼける」「動画の明るさが変化して記録される」「動画が一瞬停止して記録される」「レンズの作動音が記録される」などの現象が起こることがあります。
  • カメラに内蔵されたマイク()を指などでふさがないようにしてください。
  • 動画撮影全般の注意事項もお読みください。
  • 必要に応じて静止画撮影全般の注意事項もお読みください。

参考

  • 動画撮影時共通事項

  • 1回撮影するたびに、カードに新たな動画ファイルが作成されます。
  • 映像の視野率は、4K/フルHD/HD撮影時ともに約100%です。
  • 機能設定動画撮影時シャッターボタンの機能]の[全押し]を[動画撮影の開始/終了]に設定すると、シャッターボタンの全押しで、動画撮影を開始/終了することができます。
  • 音声はカメラに内蔵されたマイク()でステレオ録音されます。
  • 外部マイク入力端子に、指向性ステレオマイクロホン DM-E1(別売)などの外部マイクを接続すると、外部マイクが優先されます()。
  • ミニプラグ(Φ3.5mm)を備えたマイクであれば、ほとんどの外部マイクが使用できます。
  • EFレンズ使用時は、2011年下期以降に発売された、フォーカスプリセット機能を備えた(超)望遠レンズ使用時は、動画撮影時にフォーカスプリセットを行うことができます。
  • カラーサンプリングは、4K動画/フルHD動画/HD動画:YCbCr 4:2:0 (8bit)、色空間は、4K動画/フルHD動画/HD動画:Rec. ITU-R BT.709 で記録されます。