ミラーアップ撮影

超望遠レンズを使用した撮影のときや、近接(マクロ)撮影のときに、機械的な振動(ミラーショック)が気になるときは、ミラーアップ撮影という方法を使います。

  1. ミラーアップの設定をする

    • 機能設定カスタム機能(C.Fn)]の[10:ミラーアップ撮影]を[1:する]に設定します()。
  2. ピントを合わせ、シャッターボタンを全押しする

    • ミラーが上がります。
  3. もう一度シャッターボタンを全押しする

    • 撮影が行われ、ミラーが下がります。
    • 撮影が終わったら、[ミラーアップ撮影]を[0:しない]に設定します。

ヒント撮影のポイント

  • セルフタイマー[セルフタイマー10秒][セルフタイマー2秒]を併用する

    シャッターボタンを1回全押しするとミラーが上がり、10秒後または2秒後にセルフタイマー撮影が行われます。

  • リモコン撮影する

    カメラに手を触れずに撮影できますので、ミラーアップ撮影と併用することで、より効果的にカメラブレを防止できます()。

    ワイヤレスリモートコントローラー BR-E1(別売)では、2秒後レリーズに設定してレリーズボタンを押すとミラーが上がり、2秒後に撮影されます。

    リモートスイッチ RS-60E3(別売)では、レリーズボタンを全押しするとミラーが上がり、もう一度全押しすると撮影されます。

注意

  • カメラを強い光源(太陽や人工的な強い光源など)に向けないでください。撮像素子やカメラの内部が損傷する恐れがあります。
  • 晴天の真夏の海岸や、スキー場のように極端に明るいところでミラーアップ撮影を行うときは、ミラーアップ安定後、速やかに撮影してください。
  • セルフタイマーとバルブ撮影を併用してミラーアップ撮影を行うときは、シャッターボタンを全押しし続けてください(セルフタイマー作動秒時+バルブ撮影時間)。セルフタイマー作動中に、シャッターボタンから指を離すと、シャッターが切れたような音がしますが、実際は撮影されていません。
  • ミラーアップ中は、撮影機能の設定、メニュー操作などはできません。
  • ストロボ撮影時、赤目緩和ランプは点灯しません。

参考

  • ドライブモードを[高速連続撮影][連続撮影][セルフタイマー連続撮影]に設定していても、1枚撮影になります。
  • 撮影高感度撮影時のノイズ低減]が[マルチショットノイズ低減機能]に設定されているときは、[ミラーアップ撮影]の設定に関係なく、1回の撮影で4枚連続撮影できます。
  • ミラーアップしてから約30秒経過すると、ミラーが自動的に下がります。再度シャッターボタンを全押しすると、ミラーアップします。
  • ミラーアップ撮影を行うときは、三脚とワイヤレスリモートコントローラー BR-E1(別売/)またはリモートスイッチ RS-60E3(別売/)の使用をおすすめします。