内蔵ストロボ撮影

ファインダーやモニターに[ストロボ]が表示されたときや、日中逆光時、暗い場所などでは、内蔵ストロボの使用をおすすめします。

  1. ストロボを手で上げる

    • 応用撮影ゾーンではストロボを上げると、いつでもストロボ撮影ができます。
    • ストロボ充電中は、ファインダー内に「buSY」、モニターに[BUSY]が表示されます。
  2. シャッターボタンを半押しする

    • ファインダーまたはモニターに[ストロボ]が表示されていることを確認します。
  3. 撮影する

    • ピントを合わせてシャッターボタンを全押しすると、常にストロボが発光します。
    • 撮影が終わったら、内蔵ストロボを「カチッ」と音がするまで手で押し下げて収納します。

ヒント撮影のポイント

  • 明るい日中では、ISO感度を下げる

    ファインダー内の数値が点滅するときは、ISO感度の数値を小さくします。

  • レンズのフードを外す。被写体に近づきすぎない

    レンズ先端にフードが付いていたり、被写体に近づきすぎると、ストロボの光がさえぎられて、写真の下側が暗くなることがあります。大切な撮影のときは、画像を再生して写真の下側が不自然に暗くなっていないか確認してください。

内蔵ストロボ撮影できる距離の目安

(約・m)
ISO感度( EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
広角側 望遠側
F4 F5.6
100 1.0 ~ 3.0 1.0 ~ 2.1
1600 1.5 ~ 12.0 1.1 ~ 8.6
25600 6.0 ~ 48.0 4.3 ~ 34.3

小数第2位で四捨五入

高ISO感度設定時に撮影距離が遠いとき、被写体条件などによっては、適正な露出が得られないことがあります。

ストロボ撮影時のシャッタースピードと絞り数値

撮影モード シャッタースピード 絞り数値
プログラムAE 自動設定(1/200~30秒)* 自動設定
シャッター優先AE 手動設定(1/200~30秒) 自動設定
絞り優先AE 自動設定(1/200~30秒)* 手動設定
マニュアル露出 手動設定(1/200~30秒) 手動設定

撮影ストロボ制御]の[スローシンクロ]を[1/200-30秒自動]に設定した場合

注意

  • 内蔵ストロボが上がりきっていない状態でストロボ撮影を行わないでください。
  • レンズにフードが付いていたり、被写体に近づきすぎると、内蔵ストロボの光がさえぎられて、撮影した画像の下側が暗くなることがあります。

参考

  • 超望遠レンズや大口径レンズ使用時に画面の下側が暗くなるときは、外部ストロボ(別売/)の使用をおすすめします。

FEロック撮影

画面の端に被写体を置いてストロボ撮影を行うと、背景などの影響により、被写体が明るく/暗く写ることがあります。そのようなときは、FEロック機能を使います。被写体を適切な明るさにするための発光量を決めたあと、構図を変えて(画面の端に被写体を置いて)撮影することができます。EL/EXスピードライト使用時もこの機能を使うことができます。

FE は、Flash Exposure:フラッシュエクスポージャーの略です。

  1. ストロボを手で上げる

    • シャッターボタンを半押しして、ファインダー内に[ストロボ]が点灯していることを確認します。
  2. ピントを合わせる

  3. AEロックボタンを押す(

    • ファインダーの中央に被写体を置いてAEロックボタンを押します。
    • ストロボがプリ発光し、撮影に必要な発光量を記憶します。
    • ファインダー内に一瞬「FEL」と表示され、[]が点灯します。
    • AEロックボタンを押すたびにプリ発光し、撮影に必要な発光量が記憶されます。
  4. 撮影する

    • 構図を決めてシャッターボタンを全押しします。

注意

  • 被写体までの距離が遠すぎて、撮影結果が暗くなるときは[ストロボ]が点滅します。被写体に近づいて、再度手順2~4の操作をしてください。
  • ライブビュー撮影時は、FEロックできません。