HDR逆光補正モード

明るいところと暗いところが混在する逆光シーンなどを写すときは、[](HDR逆光補正)モードを使用します。1回の撮影で明るさの異なる3枚の画像を連続撮影し、特に逆光による黒つぶれを抑えた広い階調の画像が1枚記録されます。

「HDR」はHigh Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略です。

ヒント撮影のポイント

  • カメラが動かないように構える

    カメラが動かないように、脇を締めて構えます()。この撮影モードは、3枚の画像の位置を合わせながら合成して、1枚の画像を作成しますが、手ブレなどにより、画像のズレ量が大きいと、画像の位置合わせが正常に行われないことがあります。

注意

  • 他の撮影モードより、撮影される範囲が狭くなります。
  • RAW画質は選択できません。
  • ストロボ撮影はできません。
  • グラデーションが滑らかに再現されなかったり、ムラやノイズが発生することがあります。
  • 極端に強い逆光シーンや、明暗差が大きいシーンでは、補正効果が十分に得られないことがあります。
  • 順光シーンなど、被写体がもともと明るいシーンでは、HDR効果で不自然な画像になることがあります。
  • 動いている被写体を撮影すると、被写体の動きが残像のように写ったり、被写体の周辺が暗めに写ることがあります。
  • 格子模様、ストライプ模様のような繰り返しパターンや、画面全体が平坦で単調なとき、また手ブレなどにより画像のズレ量が大きいときは、画像の位置合わせが正常に行われないことがあります。
  • 撮影後に画像を合成してからカードに記録するため時間がかかります。画像処理中は、ファインダー内に「buSY」、モニターに「BUSY」が表示され、処理が終わるまで次の撮影はできません。