録音
内蔵のモノラルマイク、または外部ステレオマイクを使用して、動画撮影を行うことができます。また、録音レベルを任意に調整することもできます。
[:録音]で録音に関する設定を行うことができます。
注意
- 内蔵マイク/外部マイク使用時にWi-Fi(無線通信)機能を使用すると、ノイズが録音されることがあります。録音中は無線通信機能を使用しないことをおすすめします。
- カメラに外部マイクやヘッドフォンを接続するときは、プラグが根元までしっかりと差し込まれているか確認してください。
- 動画撮影中にAF動作を行ったり、カメラ/レンズの操作を行うと、カメラに内蔵されたマイクにより、レンズの作動音やカメラ/レンズの操作音が一緒に録音されることがあります。そのときは、外部マイクを使用すると、これらの音を低減できることがあります。なお、外部マイクを使用してもこれらの音が気になるときは、外部マイクをカメラから取り外し、カメラやレンズから遠ざけると、低減効果を高められることがあります。
- ライン入力時は最大+6dBVまでの音声を入力できますが、標準入力レベル(–8dBV)以上の音声を入力すると、ひずみ率が悪化することがあります。事前にテスト撮影することをおすすめします。
- ライン入力時は、必ず[録音]の設定を[ライン入力]に設定してください。[ライン入力]以外の設定で音声を入力すると、故障の原因になります。
- [ライン入力]設定時は、動画撮影用の内蔵マイクによる録音は行われません。また[ウィンドカット][アッテネーター]は設定できません。
- ヘッドフォン使用時の音声は、ノイズ低減処理が行われていません。そのため、実際に動画に記録される音声とは異なります。
- ヘッドフォンで音声を聴きながら、[マニュアル][ライン入力]の設定を切り換えないでください。突然大きな音が流れて耳を痛める恐れがあります。
参考
- HDMIケーブルでカメラとテレビを接続したときは、音声も出力されます([録音:しない]設定時を除く)。なお、テレビから音を出したときにハウリングが起こったときは、カメラをテレビから離したり、テレビの音量を下げてください。
- L/R(左/右)の音量バランスを調整することはできません。
- サンプリング周波数48kHz/16bitで記録されます。
録音/録音レベル
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オート
録音レベルが自動調整されます。音の大きさに応じて、オートレベルコントロール機能が自動的に働きます。
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マニュアル
録音レベルを任意に調整することができます。[録音レベル]を選び、レベルメーターを見ながらを回すと、録音レベルを調整することができます。音量が大きいときに、レベルメーターの「12」(–12dB)の右側が、時々点灯するように、ピークホールド機能を参考にして調整します。「0」を超えると音が割れます。
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ライン入力
音声をライン入力することができます。入力された音声は映像とともに動画に記録されます。なお、録音レベルは64段階で任意に調整することができます。調整方法は[マニュアル]と同じです。
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しない
録音は行われません。
ウィンドカット
[入]に設定すると、屋外で撮影する際、風の影響により発生する「ボコボコ」という音を低減することができます。カメラに内蔵されたマイクを使用したときのみ機能します。なお、ウィンドカット機能が働くと、低い音の一部も低減されます。
アッテネーター
音割れを抑制する機能です。[録音]を[オート]または[マニュアル]に設定して撮影しても、大音響の環境では音割れすることがあります。そのときは[入]に設定することをおすすめします。
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マイク
通常は動画撮影用の内蔵マイクでモノラル録音されます。
外部マイク入力端子()に、ミニプラグ(Φ3.5mm)を備えた外部マイクを接続すると、外部マイクが優先され、ステレオ録音することができます。指向性ステレオマイクロホン DM-E1(別売)などの使用をおすすめします。
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ライン入力
ミキサーなどからステレオでライン出力した音声を、カメラに直接入力することができます。ライン入力端子()にミニプラグ(Φ3.5mm)を接続すると、音声がステレオで動画に記録されます。標準入力レベルは–8dBVです。ライン出力レベルに合わせて録音レベルの調整を行ってください。
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ヘッドフォン
ヘッドフォン端子()に、ミニプラグ(Φ3.5mm)を備えた市販のヘッドフォンを接続すると、動画撮影時の音声を聴くことができます。外部マイクを使用したときは、ステレオで聴くことができます。ヘッドフォンの音量を調整するときは、ボタンを押してを選び、を回して調整します()。
なお、動画再生時もヘッドフォンを使用することができます。