基本操作

ファインダーの調整

  1. アイカップを取り外す

    • アイカップの両脇をつまんだまま引き上げて取り外します。

  2. 調整する

    • ファインダー内のAFフレームが最も鮮明に見えるように、つまみを右または左に回します。
    • アイカップを取り付けます。

参考

  • 視度調整を行ってもファインダーが鮮明に見えないときは、視度補正レンズEg（別売）の使用をおすすめします。

カメラの構え方

手ブレのない鮮明な画像を撮るため、カメラが動かないようにしっかり構えて撮影します。

  • （1）横位置
  • （2）縦位置
  1. 右手でグリップを包むようにしっかりと握ります。
  2. 左手でレンズを下から支えるように持ちます。
  3. 右手人差し指の腹をシャッターボタンに軽くのせます。
  4. 脇をしっかり締め、両ひじを軽く体の前に付けます。
  5. 片足を軽く踏み出して、体を安定させます。
  6. カメラを額に付けるようにして、ファインダーをのぞきます。

参考

シャッターボタン

シャッターボタンは二段階になっています。シャッターボタンを一段目まで浅く押すことを「半押し」といいます。半押しからさらに二段目まで深く押すことを「全押し」といいます。

半押し

自動ピント合わせと、自動露出機構によるシャッタースピードと絞り数値の設定が行われます。

露出値（シャッタースピードと絞り数値）が、ファインダー内と上面表示パネルに約6秒間表示されます（測光タイマー／タイマー6秒）。

全押し

シャッターが切れて撮影されます。

  • 手ブレしにくい撮影のしかた

    手にしたカメラが撮影の瞬間に動くことを「手ブレ」といい、全体がぼやけたような写真になります。鮮明な写真を撮るため、次の点に注意してください。

    • カメラの構え方のように、カメラが動かないようしっかり構える。
    • シャッターボタンを半押ししてピントを合わせたあと、ゆっくりシャッターボタンを全押しする。

参考

  • シャッターボタンを一気に全押ししたり、半押し後すぐに全押しすると、一瞬の間を置いてから撮影されます。
  • メニュー画面表示中、画像再生中でも、シャッターボタンを半押しすると、撮影準備状態に戻ります。

メイン電子ダイヤル メイン電子ダイヤル

  • （1）ボタンを押したあとメイン電子ダイヤルを回す

    MODE ドライブモード／AF動作 ストロボ調光補正／測光モード選択 ISOボタンなどを押すと、その機能の選択状態がタイマーで約6秒間保持されます（タイマー6秒）。その間にメイン電子ダイヤルを回します。

    タイマーが終了するか、シャッターボタンを半押しすると、撮影準備状態に戻ります。

    • 撮影モード、AF動作、測光モード、AFフレーム、ISO感度、露出補正ボタンによる露出補正、カードの選択などに使用します。

  • （2）メイン電子ダイヤルのみを回す

    ファインダー内表示や上面表示パネルを見ながらメイン電子ダイヤルを回します。

    • シャッタースピードや絞り数値の設定などに使用します。

参考

  • （1）の操作は、電源スイッチがマルチ電子ロック（）でも行うことができます。

サブ電子ダイヤル サブ電子ダイヤル

  • （1）ボタンを押したあとサブ電子ダイヤルを回す

    MODE ドライブモード／AF動作 ストロボ調光補正／測光モード選択 ISOボタンなどを押すと、その機能の選択状態がタイマーで約6秒間保持されます（タイマー6秒）。その間にサブ電子ダイヤルを回します。

    タイマーが終了するか、シャッターボタンを半押しすると、撮影準備状態に戻ります。

    • 撮影モード、ドライブモード、ストロボ調光補正、AFフレーム、ISO感度、露出補正ボタンによる露出補正、ホワイトバランス、画像サイズの選択などに使用します。

  • （2）サブ電子ダイヤルのみを回す

    ファインダー内表示や上面表示パネルを見ながらサブ電子ダイヤルを回します。

    • 露出補正やマニュアル露出時の絞り数値の設定などに使用します。

参考

  • （1）の操作は、電源スイッチがマルチ電子ロック（）でも行うことができます。

マルチコントローラー マルチコントローラー

マルチコントローラーは8方向キーと中央押しボタンの構造になっています。親指の腹を軽くあてて操作します。

  • AFフレーム選択、ホワイトバランス補正、ライブビュー撮影／動画撮影時におけるAFフレーム／拡大表示枠の移動、再生時における拡大表示位置の移動、クイック設定などに使用します。
  • メニューの選択・設定を行うこともできます。

マルチファンクション：マルチファンクションボタン

マルチファンクションボタンは測距エリア選択モードの選択（）／AF方式の選択（）、FEロック（）、マルチスポット測光（）などに使用します。

測距エリア／AF方式を選ぶときは、AFフレーム選択ボタンを押したあと（タイマー6秒）、マルチファンクションボタンを押します。

AFスタート：AFスタートボタン／スマートコントローラー

この部材は中央押しと、指でスライド操作（指を触れたまま動かすこと）ができます。

  • AFスタートボタンを押すと、AFを行うことができます。シャッターボタンの半押しと同じ操作です。
  • AFフレーム選択ボタンを押したあと、スマートコントローラーを指でスライドすると、AFフレームを移動することができます。AFフレームの移動量（敏感度）を設定することもできます（）。
  • ［カスタム機能6：操作ボタン カスタマイズ］の［スマートコントローラー］で［AFフレームダイレクト選択］を割り当てることができます。この機能を割り当てると、測光タイマーが作動中であれば、AFフレーム選択ボタンを押さずに、スマートコントローラーを指でスライドすると、直接AFフレームを選択し、そのままAFスタートボタンを押し込むと、ピント合わせを行うことができます。

注意

  • スマートコントローラー使用時のご注意

  • 手袋をしたまま操作したときに、反応が悪い場合は手袋を外してお使いください。
  • 濡れた指で操作すると、動作しにくいことがあります。

マルチ電子ロック：マルチ電子ロック

［カスタム機能6：マルチ電子ロック］を設定し（）、電源スイッチをマルチ電子ロック位置にすると、メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル、マルチコントローラーが不用意に動いたり、スマートコントローラーやタッチパネルに意図せずに触れたりして、設定が変わることを防止することができます。

参考

  • 電源スイッチがマルチ電子ロック位置の状態で、禁止した操作部材を操作すると、ファインダー内と上面表示パネルにL、クイック設定画面（）に［マルチ電子ロック］が表示されます。
  • 初期状態で電源スイッチをマルチ電子ロックの位置にしたときは、サブ電子ダイヤルがロックされます。

表示パネル照明 表示パネル照明

表示パネル照明ボタンを押すと、上面表示パネルと背面表示パネルを照明することができます。表示パネル照明ボタンを押すたびに点灯（タイマー6秒）／消灯します。

なお、バルブ撮影時は、シャッターボタンを全押しすると照明が消えます。

縦位置撮影時の操作

カメラの下部には、縦位置撮影用のボタン、ダイヤル、マルチコントローラーが配置されています（）。

  • 縦位置撮影用の操作部材を使用するときは、縦位置操作スイッチを電源オンにします。
  • 使用しないときは、誤って作動しないように電源オフにします。

参考

  • 縦位置マルチファンクションボタン2、縦位置絞り込みボタン（）は、縦位置操作スイッチが電源オフの位置でも作動します。

時刻を確認する

ファインダーをのぞきながらISOボタンを押すと、ファインダー内で時刻を確認することができます（タイマー6秒）。

ボタンのバックライト

表示パネルの点灯中、またはメニュー画面の表示中、画像の再生中、クイック設定画面の表示中は、MENU INFO Q（クイック設定） 再生 拡大/縮小 消去 プロテクト／音声メモボタンが点灯します。暗い場所では、ボタンの配置を確認することができます。シャッターボタンを半押しするなどして、測光タイマーが作動すると、各ボタンは消灯します。

INFOボタン

INFOボタンを押すたびに情報表示内容が切り換わります。

下記は、静止画撮影時の画面例です。

 

水準器

クイック設定カスタマイズ画面

クイック設定画面