ホワイトバランス

ホワイトバランス(WB)は、白いものを白く写すための機能です。通常はオート[オートホワイトバランス](雰囲気優先)、または[オート(ホワイト優先)](ホワイト優先)で適切なホワイトバランスが得られます。オートで自然な色あいにならないときは、光源別にホワイトバランスを選択したり、白い被写体を撮影して手動で設定します。

  1. ホワイトバランス選択ボタンを押す(タイマー6秒

  2. ホワイトバランスを選ぶ

    • 上面表示パネルまたはファインダー内を見ながらサブ電子ダイヤルを回します。
(約)
表示 モード 色温度(K:ケルビン)
オートホワイトバランス オート(雰囲気優先) 3000~7000
オート(ホワイト優先) オート(ホワイト優先)
太陽光 太陽光 5200
日陰 日陰 7000
くもり くもり、薄暮、夕やけ空 6000
白熱電球 白熱電球 3200
白色蛍光灯 白色蛍光灯 4000
ストロボ ストロボ使用 自動設定*
マニュアル マニュアル 2000~10000
色温度 色温度 2500~10000

色温度情報通信機能を備えたストロボ使用時。それ以外は約6000K固定

参考

  • カスタムホワイトバランスを設定するときは、手順2で[色温度PC-*]を選びます。カスタムホワイトバランスのカメラへの登録方法については、EOS Utility使用説明書を参照してください。EOS Utilityから登録可能なカスタムホワイトバランスは最大5個です。静止画と動画で異なるデータを使用する場合は、静止画用と動画用を個別に登録してください。

ホワイトバランスについて

人間の目には、照明する光が変化しても、白い被写体は白に見えるという順応性があります。デジタルカメラでは、照明光の色温度に応じて色の基準となる白を決め、ソフトウェア的に色あいを調整することで、自然な色あいで撮影することができます。

オートホワイトバランス]オートホワイトバランス

オートホワイトバランス]では、白熱電球(タングステン光)下などで撮影したときに、その場の雰囲気を重視してやや赤みがかった写真になります。

オート(ホワイト優先)]を選ぶと、赤みの少ない写真にすることができます。

  1. 撮影ホワイトバランス]を選ぶ

  2. オートホワイトバランス]を選ぶ

    • オートホワイトバランス]を選んだ状態でINFOボタンを押します。
  3. 項目を選ぶ

注意

  • オート(ホワイト優先)](ホワイト優先)設定時の注意事項

  • 赤みのある被写体の色が薄くなることがあります。
  • 画面内に複数の光源が含まれるときは、赤みの少ない写真にならないことがあります。
  • ストロボ使用時は[オートホワイトバランス](雰囲気優先)と同じ色あいになります。

色温度]色温度

  1. ホワイトバランス選択ボタンを押す(タイマー6秒

  2. 色温度を選ぶ

    • 上面表示パネルを見ながらサブ電子ダイヤルを回して色温度を選びます。
  3. 数値を設定する

    • 続けてメイン電子ダイヤルを回して数値を設定します。
    • 設定できる色温度範囲は、約2500K~10000K(100Kステップ)です。

注意

  • 人工光源の色温度を設定するときは、必要に応じてWB補正(マゼンタ/グリーン寄り)を行ってください。
  • 市販のカラーメーターで測定した色温度数値を色温度に設定するときは、事前にテスト撮影を行い、カメラとカラーメーター間の誤差を補正した数値を設定してください。