故障かな?と思ったら
「カメラが故障したのかな?」と思ったら、下記の例を参考にしてカメラをチェックしてください。なお、チェックしても状態が改善しないときは、修理受付窓口にご相談ください。
電源関連
バッテリーが充電できない
- 付属のバッテリーチャージャー LC-E19は、付属のバッテリーパック LP-E19以外は充電できません。
- 充電、または充電器に関する不具合は、バッテリーを充電するを参照してください。
電源スイッチをにしてもカメラが作動しない
電源スイッチをにしてもアクセスランプが点灯/点滅する
- カードへの画像記録中に電源を切ると、アクセスランプが数秒間点灯/点滅します。画像記録が終了すると、自動的に電源が切れます。
[バッテリー通信エラー ご使用のバッテリーにCanonのロゴはありますか?]と表示される
バッテリーの消耗が早い
- フル充電したバッテリーを使用してください()。
- バッテリーの性能が劣化している可能性があります。[:バッテリー情報]でバッテリーの劣化状態を確認してください()。劣化している場合は、新しいバッテリーをお買い求めください。
-
以下の操作を行うと、撮影可能枚数が少なくなります。
- シャッターボタン半押しの状態を長く続ける
- AFのみを行って撮影しない操作を頻繁に行う
- レンズの手ブレ補正機能を使う
- GPS機能を使用する
- モニターを頻繁に使用する
- ライブビュー撮影や動画撮影を長時間行う
- 無線通信機能を使用する
電源が勝手に切れる
- オートパワーオフ機能が働いています。自動的に電源が切れないようにしたいときは、[:オートパワーオフ]を[しない]にしてください()。
- [:オートパワーオフ]を[しない]に設定していても、カメラを約30分放置すると、節電のためモニターの表示が消えます(カメラの電源は切れません)。
撮影関連
レンズが装着できない
ファインダーが暗い
撮影・記録ができない
- カードが正しくセットされているか確認してください()。
- カードの空き容量がない場合は、空き容量のあるカードに交換するか、不要な画像を消去してください(、)。
- ワンショットAFでピントを合わせたときに、ファインダー内の合焦マークが点滅するときや、ライブビュー撮影/動画撮影時にAFフレームがオレンジ色のときは撮影できません。もう一度シャッターボタンを半押ししてピントを合わせなおすか、手動でピントを合わせてください()。
カードが使えない
- カードのトラブルに関するメッセージが表示されたときは、カードを入れる/取り出す、エラー表示を参照してください。
シャッターボタンを2回押さないと撮影できない
- [:ミラーアップ撮影]を[しない]に設定してください。
画像がボケている/ブレている
- レンズのフォーカスモードスイッチをにしてください()。
- 手ブレを起こさないように、シャッターボタンを静かに押してください(、)。
- 手ブレ補正機能を搭載したレンズのときは、手ブレ補正スイッチをにしてください。
- 暗い場所では、シャッタースピードが遅くなることがあります。シャッタースピードを速くする()、ISO感度を上げる()、ストロボを使用する()、三脚を使用するなどの方法で撮影してください。
- ブレの少ない画像を撮影するにはを参照してください。
AFフレーム(測距点)が少ない/エリアAFフレームの形が異なる
AFフレームが点滅している/2つ表示される
- ボタンを押したときのAFフレームの点灯/点滅については、測距エリアとAFフレームの選択(ファインダー撮影)を参照してください。
- 登録した位置のAFフレームが点滅しています(、)。
- 任意選択しているAFフレーム(またはゾーン)と、登録AFフレームが表示されています(、)。
ピントを固定したまま構図を変えて撮影できない
連続撮影速度が遅い
- 高速連続撮影時の連続撮影速度は、電源の種類、バッテリー残量、温度、ISO感度、フリッカー低減処理、シャッタースピード、絞り数値、連続撮影中の絞りの状態、被写体条件、明るさ、レンズの種類、ストロボ使用、撮影機能の設定などにより低下することがあります。詳しくはドライブモードの選択を参照してください。
連続撮影可能枚数が少なくなる
- 芝生など細かいパターンの被写体を撮影すると、1枚あたりのファイルサイズが大きくなり、実際に連続撮影できる枚数が、データシートに目安として示した連続撮影可能枚数より少なくなることがあります。
カードを変えても連続撮影可能枚数の表示が変わらない
- 別のカードに変えても(例:高速タイプのカードを使用しても)、ファインダー内に表示される連続撮影可能枚数は変わりません。また、データシートの表に記載している連続撮影可能枚数は、その試験条件のカードで実際に連続撮影できる枚数を示しています(書き込み速度が高速なカードなほど、実際に連続撮影できる枚数が多くなります)。そのため、ファインダー内に表示される連続撮影可能枚数と、実際に連続撮影できる枚数は異なることがあります。
静止画撮影時にISO感度が選択できない
- [:高輝度側・階調優先]が[する][強]に設定されているときは、ISO感度の設定範囲がISO200~になります。
静止画撮影時に拡張ISO感度が選択できない
- [:ISO感度に関する設定]で[ISO感度の範囲]の設定を確認してください。
- [:高輝度側・階調優先]が[する][強]に設定されているときは、拡張ISO感度は設定できません。
- [:HDR撮影]が[する]に設定されているときは、拡張ISO感度は設定できません。
露出を暗めに補正したのに明るく撮影される
- [:オートライティングオプティマイザ]を[しない]に設定してください()。[弱め][標準][強め]に設定されているときは、露出補正、ストロボ調光補正で露出を暗めに補正しても、明るく撮影されることがあります。
マニュアル露出+ISOオート時に露出補正ができない
- M:マニュアル露出を参照して露出補正を行ってください。
- ストロボ撮影時に露出補正は行われません。
レンズ光学補正設定時に一部の項目が表示されない
- [デジタルレンズオプティマイザ]が[する]に設定されているときは、[色収差補正][回折補正]は表示されませんが、ともに[する]の設定で撮影されます。
- 動画撮影時に[デジタルレンズオプティマイザ][歪曲収差補正]の項目は表示されません。
多重露出撮影時に撮影画像が表示されない
モードでストロボ撮影するとシャッタースピードが遅くなる
- 夜景などを背景にした暗い場所で撮影すると、主被写体も背景も適正露出となるように、自動的にシャッタースピードが遅くなります(スローシンクロ撮影)。シャッタースピードが遅くならないようにするときは、[:外部ストロボ制御]の[Avモード時のストロボ同調速度]を、[1/250-1/60秒自動]または[1/250秒固定]に設定してください()。
ストロボが発光しない
- カメラにストロボ(またはシンクロコード)がしっかり取り付けられているかどうか確認してください。
- ストロボを使用してライブビュー撮影を行うときは、[:シャッター方式]を[電子シャッター]以外に設定してください()。
ストロボがいつもフル発光する
- EL/EXスピードライト以外のストロボを使用して、自動調光モードで撮影すると、常時フル発光します()。
- ストロボカスタム機能の[調光方式]が[TTL](自動調光)に設定されていると、常時フル発光します()。
ストロボ調光補正ができない
- ストロボ側で調光補正量が設定されているときは、カメラで補正量の設定はできません。ストロボ側の設定を解除(ゼロに設定)すると、カメラで設定できるようになります。
モードでハイスピードシンクロができない
ライブビュー撮影ができない
- [:ライブビュー撮影]を[する]に設定します。
ライブビュー撮影時に白いと赤いが表示される
- カメラ内部の温度が上昇していることを示しています。白い[]が表示されたときは、静止画の画質が低下することがあります。赤い[]が表示されたときは、もうすぐライブビュー撮影が自動的に終了することを示しています()。
動画撮影時に赤いが表示される
動画撮影が勝手に終了する
- 書き込み速度が遅いカードを使用すると、動画撮影が自動的に終了することがあります。動画が記録できるカードについては、データシートを参照してください。なお、書き込み速度については、カードメーカーのホームページなどで確認してください。
- カードへの書き込み/読み取り速度が遅くなったときは、物理フォーマットでカードを初期化してください()。
- 動画撮影を開始してから29分59秒(ハイフレームレート動画撮影時は7分29秒)経過すると、動画撮影が自動的に終了します。
動画撮影時にISO感度が設定できない
- 撮影モードが のときはISO感度が自動設定されます。モードのときはISO感度を任意に設定することができます()。
- [:高輝度側・階調優先]が[する][強]に設定されているときは、ISO感度の設定範囲がISO200~になります。
動画撮影時に拡張ISO感度が選択できない
- [:ISO感度に関する設定]で[ISO感度の範囲]の設定を確認してください。
- [:高輝度側・階調優先]が[する][強]に設定されているときは、拡張ISO感度は設定できません。
- RAW動画に設定されているときは、拡張ISO感度は設定できません。
動画撮影時に露出が変化する
- 動画撮影中にシャッタースピードや絞り数値の変更を行うと、露出変化が記録されることがあります。
- 動画撮影中にズーム操作を行うときは、テスト撮影をおすすめします。ズーム操作を行うと、露出変化やレンズの作動音が記録されたり、録音される音量が不安定になったり、レンズ光学補正が正しく適用されなかったり、ピントがズレることがあります。
動画撮影時に画面がちらつく/横縞が写る
- 蛍光灯やLED照明などの光源下で動画撮影を行うと、画面のちらつきや、横縞(ノイズ)や露出ムラが記録されることがあります。また、露出(明るさ)や色あいの変化が記録されることがあります。 モードのときは、シャッタースピードを遅くすると、現象が緩和されることがあります。
動画撮影時に被写体がゆがむ
- 動画撮影中にカメラを左右に動かしたり(パンニング)、動きのある被写体を撮影すると、像がゆがんで写ることがあります。
動画に音声が記録されない
- ハイフレームレート動画撮影時は、音声は記録されません。
タイムコードが付加されない
- ハイフレームレート動画撮影時に、[:タイムコード]の[カウントアップ]が[フリーラン]に設定されているときは()、タイムコードは付加されません。また、HDMI出力を行ったときも、HDMI出力映像にタイムコードは付加されません()。
タイムコードのカウントが早い
動画撮影時に静止画が撮影できない
- 動画撮影時に静止画は撮影できません。静止画を撮影するときは、動画撮影を終了して、ファインダー撮影、またはライブビュー撮影を行ってください。
無線通信機能関連
スマートフォンとペアリングできない
- Bluetooth Specification Version 4.1以上に対応しているスマートフォンを使用してください。
- スマートフォンの設定画面で、Bluetooth機能をONにしてください。
- スマートフォンのBluetooth機能設定画面では、カメラとのペアリングはできません。スマートフォンに専用アプリケーションのCamera Connect(無料)インストールしてください()。
- 一度ペアリングしたスマートフォンと再びペアリングするときに、スマートフォン側に前回ペアリングしたときのカメラの登録が残っていると、ペアリングすることができません。そのときは、スマートフォンのBluetooth設定で残っているカメラの登録を解除してから、ペアリングをやり直してください()。
Wi-Fi機能の設定ができない
- カメラとパソコンなどを、インターフェースケーブルで接続しているときは、Wi-Fi機能の設定はできません。インターフェースケーブルを取り外してから、設定を行ってください。
インターフェースケーブルで接続した機器が使えない
- Wi-Fi接続中は、カメラとパソコンなどを、インターフェースケーブルで接続して使用することはできません。Wi-Fi接続を終了してからインターフェースケーブルで接続してください。
撮影や再生などの操作ができない
- Wi-Fi接続中は、撮影や再生などの操作ができないことがあります。Wi-Fi接続を終了してから操作を行ってください。
スマートフォンに再接続できない
- 同じカメラとスマートフォンの組み合わせでも、設定を変更したり、異なる設定を選んでいるときは、同じSSIDを選んでも再接続できなくなることがあります。そのときは、スマートフォンのWi-Fi設定で、カメラとの接続設定を削除してから、接続設定をやり直してください。
- 接続設定をやり直すときに、Camera Connectを起動したままにしていると、接続できないことがあります。そのときは、Camera Connectを一旦終了させてから再起動してください。
操作関連
静止画撮影から動画撮影、または動画撮影から静止画撮影に変更すると、設定した内容が変更される
- 設定内容は、静止画撮影時、動画撮影時のそれぞれに記憶されます。
で設定を変更できない
縦位置の で設定を変更できない
タッチ操作ができない
ボタンやスイッチなどが思ったとおりに動かない
表示関連
[]マイメニュータブから表示される/[]タブしか表示されない
ファイル名の先頭文字がアンダーバー(「_」)になる
ファイル名の4文字目が変化する
画像番号が0001から始まらない
撮影年月日/時刻が正しく表示されない
画像に日付/時刻が写し込まれない
[♯♯♯]が表示される
- カードに記録されている画像数が、カメラで表示できる桁数を超えると[♯♯♯]と表示されます。
モニターの表示が不鮮明になる
- モニターが汚れているときは、やわらかい布などでふいてください。
- 液晶の特性で低温下での表示反応がやや遅くなったり、高温下で表示が黒くなったりすることがありますが、常温に戻れば正常に表示されます。
再生関連
画像の一部が黒く点滅する
画像に赤い枠が表示される
画像再生時にAFフレームが表示されない
- トリミングを行った画像を再生したときは、AFフレームは表示されません。
画像が消去できない
画像(静止画/動画)が再生できない
- 他のカメラで撮影した画像は再生できないことがあります。
- パソコンで編集した動画はカメラで再生できません。
再生できる画像が少ない
動画を再生すると作動音や操作音がする
- 動画撮影中にAF動作を行ったり、カメラ/レンズの操作を行うと、カメラに内蔵されたマイクにより、レンズの作動音やカメラ/レンズの操作音が一緒に録音されることがあります。そのときは、外部マイクを使用すると、これらの音を低減できることがあります。なお、外部マイクを使用してもこれらの音が気になるときは、外部マイクをカメラから取り外し、カメラやレンズから遠ざけると、低減効果を高められることがあります。
動画再生が勝手に終了する
-
動画再生を長時間行ったり、高温下で動画再生を行うと、カメラ内部の温度が上昇し、動画再生が自動的に終了することがあります。
そのときは、カメラ内部の温度が下がるまで、再生ができなくなりますので、一旦電源を切り、しばらく休止してください。
動画が一瞬止まって見える
動画がスローモーションで再生される
- ハイフレームレート動画は、29.97fps/25.00fpsの動画として記録されるため、再生時は1/4倍速のスローモーションで再生されます。
テレビに映像が表示されない
カードリーダーでカードを認識できない
- CFexpressカードは、お使いのカードリーダーやパソコンのOSにより、カードリーダーに差しても正しく認識されないことがあります。そのときは、カメラとパソコンをインターフェースケーブルで接続し、EOS用ソフトウェアのEOS Utility()を使って画像を取り込んでください。
画像をリサイズ/トリミングできない
- JPEGの、RAW画像、[:HDR PQ設定]の[:HDR撮影]を[する]で撮影した画像、4K動画からフレーム切り出しを行い静止画として保存した画像は、カメラでリサイズできません()。
- RAW画像、[:HDR PQ設定]の[:HDR撮影]を[する]で撮影した画像、4K動画からフレーム切り出しを行い静止画として保存した画像は、カメラでトリミングできません()。
画像に輝点が発生する
センサークリーニング関連
センサークリーニング中にシャッター音がする
撮像素子の自動清掃が行われない
パソコン接続関連
パソコンに画像が取り込めない