HDR PQモードの概要

HDRとは、High Dynamic Range（ハイダイナミックレンジ）の略で、従来に比べて「より広い明るさの幅」を表現できる技術のことを呼びます。

なお、従来の明るさの幅は、このHDRに対してSDR「Standard Dynamic Range（スタンダードダイナミックレンジ）」＝「標準的な明るさの幅」と呼ばれます。

本機能名であるHDR PQのPQはPerceptual Quantizationの略で、HDR画像を表示するための入力信号のガンマカーブのことを指します。最大10,000cd/m2の輝度に対応し、人間の視覚に近い特性を持っています。

Windows

HDR規格に対応したHDRディスプレイでは、対象カメラで撮影したRAW 画像をHDR PQ（10bit）で表示します。ただし、実際に表示される画像は、モニター性能に依存します。

macOS

対象カメラで撮影したRAW 画像を、HDR PQ表示になるべく似た印象になるように、ディスプレイの特性に合わせてSDRで表示します。ただし、実際のHDR PQ表示とは色や階調の雰囲気は異なります。

Windows	OS （オペレーティングシステム）	Windows 11、Windows 10 Windows 10 はデスクトップモードのみのサポート
	CPU （シーピーユー）	Core iシリーズ3.4GHz以上
	RAM （メモリー）	RAM 4.0GB以上（推奨 RAM 8.0GB以上）
	対応画像	EOS R3で撮影したRAW画像、RAW動画 EOS R5で撮影したRAW、DPRAW画像、RAW動画 EOS R5 Cで撮影したRAW、DPRAW画像 EOS R6で撮影したRAW画像 EOS R6 Mark II、EOS R7、EOS R8、EOS R10、EOS R50で撮影したRAW画像、DPRAW画像 EOS-1D X Mark IIIで撮影したRAW画像、RAW動画 EOS R、EOS Ra、EOS 5D Mark IVで撮影したRAW、DPRAW画像
macOS	OS （オペレーティングシステム）	macOS 11、12、13 Apple Silicon 搭載 Mac対応
	CPU （シーピーユー）	Core i シリーズ3.4GHz 以上、Apple M1 Apple M1搭載パソコンでは、Rosetta 2で動作します。
	対応画像	EOS R3で撮影したRAW画像、RAW動画 EOS R5で撮影したRAW、DPRAW画像、RAW動画 EOS R5 Cで撮影したRAW、DPRAW画像 EOS R6で撮影したRAW画像 EOS R6 Mark II、EOS R7、EOS R8、EOS R10、EOS R50で撮影したRAW画像、DPRAW画像 EOS-1D X Mark IIIで撮影したRAW画像、RAW動画 EOS R、EOS Ra、EOS 5D Mark IVで撮影したRAW、DPRAW画像

OS （オペレーティングシステム）	Windows 10 Version 1803以降
GPU （ビデオカード）	ビデオカード： NVIDIA GeForce GTX 10シリーズ、AMD Polarisアーキテクチャーなど（推奨ビデオメモリー4GB以上）
ディスプレイ	HDR10 規格に対応した製品*
ケーブル	HDMI 2.0a/b

ディスプレイやGPU（ビデオカード）の性能によっては、正しく表示されない場合があります。また、実際に表示される画像は、モニター性能に依存します。

参考