動画の再生/静止画保存

対応カメラで撮影したMOV形式動画、またはMP4形式動画をDPP上で再生したり、JPEG/TIFF形式の静止画として保存することができます。

本機能を使用するためには、[環境設定]の[基本設定]タブの[動画ファイルの再生]が、[Digital Photo Professional 4で再生する]に設定されている必要があります。

なお、DPPではMOV形式動画、MP4形式動画の調整を行うことはできません。また、RAW動画の再生と静止画保存については、「RAW動画の再生/調整/静止画保存」を確認してください。

  1. 動画のサムネイルをダブルクリックする

    • プレビュー制御パネルが表示されない場合は、メニューの[プレビュー]で[プレビュー制御パネル]を選んでください。
  2. プレビュー制御パネルで各種操作を行う

    1. 再生/一時停止

      選んだ動画の再生と一時停止を行います。

    2. コマ送り

      1フレーム進めます。動画再生中のときは、一時停止後、1フレーム進めます。

    3. コマ戻し

      1フレーム戻します。動画再生中のときは、一時停止後、1フレーム戻します。

    4. 再生時間表示

      再生時間を表示します。

    5. フレーム位置スライダー

      左右にドラッグすると、動画再生中、または一時停止中に再生位置を移動することができます。

    6. フレーム番号/全フレーム数

      現在再生、もしくは表示されている動画のフレームの番号と全フレーム数を表示します。

    7. 音声出力のON/OFF

      音声出力のON/OFFを切り換えます。

    8. 音声スライダー

      左右にドラッグすると、動画再生時の音量を調整できます。

    9. Viewing LUT適用のON/OFF

      Canon LogまたはCanon Log 3を設定して撮影した動画に、Viewing LUT適用のON/OFF切り換えを行います。動画再生中も切り換えを行うことができます。

    10. 静止画保存

      現在表示されている動画のフレームを静止画として保存することができます。クリックすると、[変換して保存]画面()が表示されるので、必要な設定を行い[保存]をクリックして保存してください。なお、動画再生中は静止画保存をすることはできません。一時停止をした上で、静止画保存を行ってください。

    • プレビュー制御パネルが表示されない場合は、メニューの[プレビュー]で[プレビュー制御パネル]を選んでください。

注意

  • Canon LogまたはCanon Log 3で撮影されたMP4型式の動画は、sRGBの色空間に変換されて、表示や保存が行われます。
  • Windowsの場合、[HDR PQ]を[ON]に設定したMP4形式の動画をHDR PQで再生することができます。HDR PQで表示するには、パソコンの環境が「HDR PQモードの動作環境」を満たしている必要があります。

    HDR PQ表示ができない環境またはmacOSの場合は、[環境設定]の[HDRアシスト表示(動画)]()の設定に基づいてSDRで表示されます。

    また、静止画保存()はHEIF形式のみ選択可能です。

  • HDRアシスト表示(動画)]の対象外の画像は、HDR対応ディスプレイ表示時と印象が近づくように、SDRに変換して表示されます。
  • 一部の対象カメラでは、動画撮影時に動画ファイルと共に「.THM」ファイルが生成、保存されます。「.THM」ファイルは動画ファイルと同じ画像番号を持ち、撮影情報などが記録されているファイルで、DPP上で動画を再生する際には、動画ファイルと「.THM」ファイルが同じフォルダー内に格納されている必要があります。

参考

  • 下記の画面でも動画の再生をすることができます。

    • メイン画面(マルチレイアウト表示)
    • セレクト編集画面
    • リモート撮影画面(マルチレイアウト表示)
    • 多機能プレビュー画面
  • 動画再生を行うソフトウェアを、環境設定でパソコンのOSの設定に従った動画再生ソフトや、EOS MOVIE Utilityに変更することができます()。

    なお、EOS MOVIE UtilityについてはEOS MOVIE Utilityの使用説明書を参照してください。