PQ規格に準拠したHDR画像の生成

下記の条件の画像を3枚使用して、白とびや黒つぶれが緩和された、PQ規格に準拠したHDR画像を生成することができます。

  • 対象カメラ:EOS R3EOS R6 Mark IIEOS R7EOS R8EOS R10EOS R50
  • 画像形式:HEIF画像、[HDR PQ]を[する]に設定して撮影されたRAW画像、DPPで[HDR PQ設定]を[ON]にしたRAW画像
  • 生成した画像をHEIF形式で保存する場合は、HEVCコーデックのアクティベーションが行われている必要があります()。

注意

  • HDR画像は、同一シーンの、露出アンダー/適正露出/露出オーバーの画像から生成することをおすすめします。
  • 露出情報(シャッタースピード、絞り数値、ISO感度など)のないHDR PQ画像は、本機能で使用することはできません。
  • 生成されたHDR画像は下記のようになります。

    • 画像情報は付加されません。
    • オートライティングオプティマイザ、明るさ補正、ガンマ調整、ピクチャースタイル機能の一部のレシピは無効となります。

参考

  • 生成したHDR画像をJPEG/TIFF画像で保存することもできます。
  1. 画像を選ぶ

  2. メニューの[ツール]で[HDR PQ合成ツールを起動]を選ぶ

  3. 画像を追加する

    • 画像のない枠の[参照]をクリックして、使用する画像を追加します。HDR画像を生成するためには、3枚の画像を選ぶ必要があります。
    • 選んだ画像の[参照]をクリックして、画像を選びなおすことができます。
  4. 必要な設定を行う

    • 同じサイズの画像を選んだ場合は、[自動位置合わせを行う]にチェックすることで、自動位置合わせを行うことができます。ただし、格子模様、ストライプ模様のような繰り返しパターンや、画面全体が平坦で単調なときは、自動位置合わせが正常に行われないことがあります。なお、自動位置合わせを行った場合は、画像の周辺部が一部削除されます。
  5. 保存する

    • 3枚の画像を選んだら、[保存]をクリックします。
    • 表示される画面で、画像の形式、保存する場所などを設定します。
    • 設定が終了したら[保存]をクリックします。
    • HDR画像が生成されます。

    参考

    • 本機能をメイン画面のツールバーに機能ボタンとして表示することができます()。