B:長時間露光(バルブ撮影)

シャッターボタンを押している間、シャッターが開いたままになり、シャッターボタンから指を離すと閉じます。夜景や打上げ花火、天体撮影など長時間の露光が必要なときに設定します。

  1. モードダイヤルをバルブにする

  2. 絞り数値を設定する

    • メイン電子ダイヤルを回して設定します。
  3. 撮影する

    • シャッターボタンを全押ししている間、露光が行われます。
    • モニターに露光経過時間が表示されます。

注意

  • カメラを強い光源(太陽や人工的な強い光源など)に向けないでください。撮像素子やカメラの内部が損傷する恐れがあります。
  • 長時間のバルブ撮影を行うと、画像に含まれるノイズが多くなります。
  • ISOオート設定時はISO400に設定されます。
  • セルフタイマーを併用して、バルブタイマーを使用せずにバルブ撮影を行うときは、シャッターボタンを全押しし続けてください(セルフタイマー作動秒時+バルブ撮影時間)。

参考

  • 撮影長秒時露光のノイズ低減]で長秒露光時に発生するノイズを低減することができます()。
  • バルブ撮影を行うときは、三脚、およびバルブタイマーの使用をおすすめします。
  • リモートスイッチ RS-60E3(別売)を使ってバルブ撮影を行うこともできます()。
  • ワイヤレスリモートコントローラー BR-E1(別売)を使ってバルブ撮影を行うこともできます。リモートコントローラーのレリーズ(送信)ボタンを押すと、(2秒後またはすぐに)バルブ撮影が始まり、再度押すと終了します。

バルブタイマー

バルブ撮影時の露光時間をあらかじめ設定することができます。この機能を使うと、バルブ撮影中にシャッターボタンを指で押している必要がなくなるため、カメラブレを低減することができます。

なお、バルブタイマーは、バルブ(バルブ撮影)以外の撮影モードでは設定できません(機能しません)。

  1. 撮影バルブタイマー]を選ぶ

  2. する]を選ぶ

    • する]を選び、INFOボタンを押します。
  3. 露光時間を設定する

    • 項目(時:分:秒)を選びます。
    • クイック設定/設定ボタンを押して[調整]の状態にします。
    • 数値を設定し、クイック設定/設定ボタンを押します([選択]の状態に戻ります)。
  4. OK]を選ぶ

  5. 撮影する

    • シャッターボタンを全押しすると、設定した時間、バルブ撮影が行われます。
    • バルブタイマー撮影中は、モニターに[バルブタイマー]と露光時間が表示されます。
    • 設定を解除するときは、手順2で[しない]を選びます。

注意

  • バルブタイマー作動中にシャッターボタンを全押しして指を離すと、バルブタイマー撮影が終了します。なお、[撮影時クリエイティブフィルター]設定時は、電源スイッチを電源オフにすると、バルブタイマー撮影が終了します。
  • 露光開始からシャッターボタンを全押しし続けたときは、設定した露光時間が経過してもバルブ撮影が継続します(設定した露光時間で自動的にバルブ撮影は終了しません)。
  • 撮影モードを変更したときは、バルブタイマーが解除されます(設定が[しない]になります)。