ETTL: 全自動ワイヤレスストロボ撮影
カメラに取り付けたST-E10(センダー)と、ワイヤレス制御を行うストロボ(レシーバー)を使った基本的な全自動ワイヤレス撮影について説明します。
レシーバーを1灯使った自動調光撮影
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ストロボをレシーバーに設定する
- レシーバーの設定方法については、ストロボの使用説明書を参照してください。
- 発光グループは、A/B/Cのいずれかに設定してください。D/Eに設定しても発光しません。
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チャンネルとIDを確認する
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カメラとストロボを配置する
- 配置と作動範囲に示した範囲内に配置します。
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ボタンを押す
- カメラのモニターに[ストロボ機能設定]が表示されます。
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発光モードを[E-TTL II]にする
- [E-TTL II]を選び、[OK]を選びます。
- レシーバーはセンダーからの制御により、撮影時にに自動設定されます。
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通信状態と充電を確認する
- ランプが点灯していることを確認します。
- レシーバーの充電が完了すると、AF補助光の投光部が約1秒間隔で点滅します。
- すべてのストロボの充電が完了すると、センダーの充電ランプが点灯します。
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作動を確認する
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撮影する
- 通常のストロボ撮影と同じように、カメラの設定を行ってから撮影します。
注意
- ランプが消えているときは、電波通信ができていない状態です。センダーとレシーバーの通信チャンネルと電波通信IDの設定を再度確認してください。同じ設定でつながらないときは、センダーとレシーバーの電源を入れ直してください。
参考
- ストロボ(レシーバー)の充電が完了したときに、電子音を鳴らすことができます(C.Fn-20)。
複数のレシーバーを使った自動調光撮影
より大きな光量が必要なときや、手軽にライティングを行いたいときは、レシーバーの台数を増やして、1つのストロボとして発光させることができます。
レシーバーを追加して、「レシーバーを1灯使った自動調光撮影」()と同じ手順で撮影します。発光グループは、A, B, Cのどれでも構いません。
レシーバーの台数を増やしたときは、すべてのストロボが同じ光量で発光し、光量の合計(和)が標準露出になるように自動制御されます。