撮影

静止画撮影中に動画撮影を行う場合、記録画質はUHDに設定されます。

カメラの保持方法

三脚などを使用して、カメラ位置を固定しておくことをおすすめします。三脚などを使用する場合は、下記の内容を参考にして撮影を行ってください。

  • カメラを水平状態に保持することをおすすめします。
  • 三脚の雲台や脚部などが写り込まないように注意してください。
  • カメラ操作でのぶれの影響を抑えるため、パソコンまたはスマートフォンによるリモート撮影をおすすめします。
  • カメラを操作して撮影するときは、シャッターボタンなどを押すときにカメラがぶれないように注意してください。
  • カメラぶれを防ぐために、別売のリモートコントローラーの使用をおすすめします。カメラの操作方法や、リモートコントローラーを使用した撮影の方法については、カメラの使用説明書およびリモートコントローラーの使用説明書を参照してください。

手持ち撮影の場合は、下記の内容を参考にして撮影を行ってください。

  • 撮影した動画をEOS VR Utilityで変換する場合は、手ブレ補正機能を使用して手ブレの影響を抑えることができます。
  • 静止画撮影の場合は、手ブレの影響を受けにくいシャッタースピードで撮影することをおすすめします。

ピント合わせ

ピント合わせは手動で行います。カメラのファインダーまたはモニターの表示を確認しながら、フォーカスリングを操作してピント合わせを行なってください。

  • カメラの電源を入れると、ファインダーまたはモニターに下記の表示が行なわれます。なお、表示されない場合はINFOボタンを何度か押してください。

    • (1)左レンズの画像*
    • (2)右レンズの画像*
    • (3)反対側のレンズの映り込み
    • (4)Webブラウザなどで2D視聴するときに最初に表示される範囲(マジックウインドウ)の目安
    • (5)拡大表示時の表示領域*
    • EOS R5 Cの動画モードでは表示されません

EOS R5、EOS R6 Mark II、EOS R5 C(静止画モード)

  • カメラの拡大/縮小ボタンを押すと、(5)の領域(拡大領域)が拡大表示されます。もう一度拡大/縮小ボタンを押すと、さらに拡大表示されます。もう一度拡大/縮小ボタンを押すと、全画面の表示に戻ります。
  • カメラのモニターをタッチ、またはマルチコントローラーを操作して、左右の撮影領域を含む拡大領域の移動や、拡大中の表示位置の移動などを行うことができます。
  • 拡大表示中にINFOボタンを押すと、右レンズ像と左レンズ像の表示を切り換えることができます。
  • カメラのメニューで[MFピーキング設定]の[ピーキング]を[]に設定すると、ピントが合った被写体の輪郭を色つきの強調表示にすることでピント合わせをしやすくすることができます。
  • カメラのメニューで[フォーカスガイド]を[]に設定すると、現在のフォーカス位置から合焦位置への調整方向と調整量が、ガイド枠で視覚的に表示され、ピント合わせをしやすくすることができます。(EOS R6 Mark IIでは使用できません。)

EOS R5 C(動画モード)

  • カメラの拡大/縮小ボタンを押すと、拡大表示されます。もう一度拡大/縮小ボタンを押すと全画面の表示に戻ります。SETボタンを押すと拡大率を変更することができます。
  • カメラのモニターをタッチ、またはジョイスティックを操作して、拡大中の表示位置の移動を行うことができます。
  • SELECT(選択)ダイヤルを操作して、右レンズ像と左レンズ像の表示を切り換えることができます。
  • カメラのメニューでピーキング設定を行うと、画面の映像の輪郭が合焦状態に応じて強調され、ピント合わせをしやすくすることができます。
  • カメラのメニューで[フォーカスガイド]を[]に設定すると、現在のフォーカス位置から合焦位置への調整方向と調整量が、ガイド枠で視覚的に表示され、ピント合わせをしやすくすることができます。

注意

  • カメラと外部記録機器をHDMIケーブルで接続して映像を出力するときは、[MFピーキング設定]の[ピーキング]を[]にしてください。[]の状態では、強調表示された映像が記録されます。
  • 高ISO感度設定時(特に拡張ISO感度設定時など)は、MFピーキングが分かりにくい場合があります。一時的にISO感度を下げてピーキングを確認することをおすすめします。
  • 撮影距離情報を表示することはできません。
  • 静止画撮影時、測光モードが評価測光のときは、(5)の領域を中心とした測光が行われます。
  • EOS R5、EOS R6 Mark II使用時の注意事項

  • RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE取り付け時は、カメラのIS機能は作動しません。
  • EOS R6 Mark IIでは、以下の条件で撮影された動画は、VR Utilityで読み込むことはできません。
    • HDMI RAW出力]が[]のとき
    • クリエイティブフィルターモードのとき
  • EOS R5 C(動画モード)使用時の注意事項

  • カメラと外部記録機器をHDMIケーブルで接続して映像を出力するときは、[ピーキング]を[]にしてください。ピーキング設定された状態では、強調表示された映像が記録されます。
  • 測光方式]に[スポットライト]を設定することはできません。
  • 下記の設定のときは、拡大表示はできません。
    • 記録形式:MP4、解像度:8K(8192x4320、7680x4320)、HDMI出力形式:3840x2160以上時のHDMI出力
    • 記録形式:MP4、解像度:4K(4096x2160、3840x2160)、撮影フレームレート:72P~120P

参考

  • フォーカスガイドのガイド枠は、左右いずれかの画像の中央に表示することができます。
  • EOS R5およびEOS R5 Cでは、(5)の領域を左右の画像間で移動させると、フォーカスガイドのガイド枠の表示も連動して移動させることができます。

パソコンでのリモート撮影

パソコンでリモート撮影するときは、パソコンにインストールしたVer.3.15以降のEOS Utility(EU)を使用します。なお、EUの使用方法については、EUの使用説明書を参照してください。

注意

  • Ver.3.15未満のEUでは、リモート撮影を行うことはできません。Ver.3.15以上のEUをインストールしてください。
  • EOS R5 C使用時の注意事項

  • 動画モードでEUでのリモート撮影を行うことはできません。Browser Remoteによるリモート撮影をおすすめします。
  1. カメラとパソコンをインターフェースケーブルまたは無線で接続する

    • カメラとパソコンの接続方法については、カメラの使用説明書を参照してください。
  2. EUを起動する

  3. メイン画面で[リモート撮影]を選ぶ

  4. キャプチャー画面で[ライブビュー撮影...]を選ぶ

    • ライブビュー画面を表示させます。

      左右入替]をクリックすると、右レンズ画像と左レンズ画像の表示が入れ替わります。

      正距円筒変換]をクリックすると、正距円筒図法による画像への変換が行われます。

参考

  • メイン画面の[環境設定]をクリックして表示される画面の[連携ソフト]タブで、リモート撮影したときに連携するソフトウェアにEOS VR Utilityを設定することができます。詳しくはEUの使用説明書を参照してください。

動画撮影(EOS R5、EOS R6 Mark II)

  1. カメラを動画撮影のモードにする

    • カメラが静止画撮影のモードのときは、キャプチャー画面の[]をクリックします。

    • ライブビュー画面の[録音]で[設定]をクリックすると、録音の設定を変更することができます。

  2. ライブビュー画面左下の[]をクリックする

    • 動画撮影が開始されます。もう一度[]をクリックすると動画撮影が終了します。

静止画撮影

  1. 動画撮影から静止画撮影に切り換えるときは、キャプチャー画面の[]をクリックする

  2. キャプチャー画面のシャッターボタンをクリックする

スマートフォンでのリモート撮影

スマートフォンでリモート撮影を行うときは、スマートフォンにインストールしたCamera Connectを使用します。

  • スマートフォンとカメラを無線接続してCamera Connectを起動します。スマートフォンとカメラの無線接続については、カメラの使用説明書を参照してください。
  • 動画撮影時は、動画撮影ボタンをタップします。もう一度動画撮影ボタンをタップすると、動画撮影が終了します。
  • 静止画撮影時は、静止画撮影ボタンをタップします。

注意

  • Ver.2.9.0未満のCamera Connectでは、リモート撮影を行うことはできません。Ver.2.9.0以上のCamera Connectをインストールしてください。
  • EOS R5 C使用時の注意事項

  • 動画モードでCamera Connectでのリモート撮影を行うことはできません。