こんなときには

使用できない機能がある

  • ]が表示される機能は、ライセンス認証が必要です。詳しくは販売店にお問い合わせください。

空間特徴の使用時にカメラトラッキングが不安定になる

MREAL空間に特徴点がない(壁の色が単一、特徴的な構造物などがない)場合、空間特徴を使用したカメラトラッキングが不安定になり、3DCGの表示などにずれなどが発生することがあります。その場合は、「カメラトラッキングが不安定になる、3DCGの表示がずれる」の手順を参照して、MREAL空間に特徴点を追加してください。
また、MREAL空間の変化(机の撤去や移動など)などでカメラトラッキングが不安定になった場合は、「マップのクリア」を参照してマップのクリアを行ってください。

空間特徴でのMREAL体験中に[Lost]が表示される

デフォルトマーカーを見てから視線を移動して、[Lost]が表示されないことを確認してください。

上記の対応を行っても[Lost]が表示されるときは、マップをクリアしてください。マップをクリアする手順は「マップのクリア」を参照してください。

空間特徴でのMREAL体験中に[Clear]が表示される

Lost]の表示が一定時間続いた後にデフォルトマーカーを見ると[Clear]が表示されることがあります。[Clear]の表示は数秒で消えます。

空間特徴でのMREAL体験中にメッセージが表示される

空間特徴のマップ作成量が上限です。]というメッセージが表示された場合は、マップをクリアしてください。マップをクリアする手順は「マップのクリア」を参照してください。

ローカルセッション時に接続エラーが発生する

参加者が設定したホスト名(またはIPアドレス)とポート番号が、主催者のパソコンの設定と同一になっているかを確認してください。

MREAL Configuration Serverがファイアウォールでブロックされていないかを確認してください。以下の手順でファイアウォールの設定を確認して、必要に応じて対応してください。

  1. スタート]ボタン>[設定]>[更新とセキュリティ]>[Windows セキュリティ]を選ぶ

  2. ファイアウォールとネットワーク保護]を選ぶ

    • ドメインネットワーク]、[プライベートネットワーク]、[パブリック ネットワーク]のいずれかに[(アクティブ)]が表示されていることを確認します。
  3. ファイアウォールによるアプリケーションの許可]を選び、[許可されたアプリおよび機能]のリストで[MREAL Configuration Server]の設定を確認する

    • MREAL Configuration Server]にチェックがない場合は、チェックを入れます。
    • ドメイン]、[プライベート]、[パブリック]のうち、手順2で[(アクティブ)]が表示されている項目にチェックを入れます。
    • OK]をクリックして画面を閉じます。

MREAL Display映像に著しいコマ落ちが発生する

MREAL Displayの詳細設定画面の[表示]タブで、[表示パネル設定]を確認してください。

  • ビデオスムージングモード]にチェックが入っている場合は、チェックを外してください。
  • ビデオスムージングモード]にチェックが入っていない場合は、チェックを入れてください。
  • 表示]タブについては、「各種機能の調整や設定」の「ベース設定の詳細設定」を参照してください。

HMD Mirroring Tool起動]をクリックすると、エラーメッセージが表示される

HMD Mirroring Toolを起動するときは、MREAL映像を表示する外部モニターが接続されている必要があります。MREAL Displayを接続しているパソコンに、外部モニターを接続してください。

MREAL映像が見にくい

MREAL映像が立体的に見えない、3DCGがずれて表示されてしまう、マーカーの映像と黄色い線が一致しない、などの現象が発生しているなどの現象が発生している場合は、以下の操作を行うことで、MREAL映像が見やすくなることがあります。

  1. 別売のマーカーボード(MREALマーカーボード[MB-3B]/[MB-4])を用意する

  2. MREAL Displayの電源を入れ、30分待機する

  3. Camera Check Toolを起動する

    • すべてのアプリ]をクリックして、[Canon MREAL Platform 2025.x]>[MREAL Display Tools]を選びます。
    • エクスプローラーで[CameraCheckTool_x64]を選びます。
  4. MREAL Displayの〈A〉ボタンを押す

  5. MREAL Displayでマーカーボードを撮影する

    • MREAL Displayは、以下のように両手で持ちます。

    • ①~⑤の方向から撮影します。

    • マーカーボードの画像が、キャプチャー用画面内で以下のような大きさになるように、MREAL Displayの位置を調整して、Camera Check Tool画面の[キャプチャー]をクリックして撮影します。
    • 一方向につき5枚以上撮影します。

    • 撮影が終了したら[チェック]をクリックします。
  6. 以下の画面が表示されたら、[閉じる]をクリックする

注意

  • 結果画面に[WARNING]が表示された場合は、MREAL Displayのキャリブレーションを行うか、工場出荷時の設定に戻してください。詳しくは「MREAL Display MD-10のキャリブレーション」を参照してください。
  • 結果画面に[FAIL]が表示された場合は、販売店に連絡してください。

カラーマスキング使用時に画面がちらつく

以下の手順でノイズ軽減の調整を行うと、カラーマスキング使用時の画面のちらつきが改善されることがあります。

  1. Color Masking Tool画面で[詳細設定]をクリックする

  2. 詳細設定画面のノイズ軽減の値を0にして、[左右を同期]にチェックを入れる

  3. マスキング色を再度登録する

  4. Color Masking Tool画面で[詳細設定]をクリックする

  5. 詳細設定画面の[ノイズ軽減]欄で[リセット]をクリックする

カメラトラッキングが不安定になる、3DCGの表示がずれる

特徴点が不足していると、カメラトラッキングが不安定になり、3DCGがずれるなどの現象が発生します。その場合は以下の手順でMREAL空間に特徴点を追加します。

  1. 空間特徴ツールを起動する

    • MREAL Displayから起動する場合は、〈A〉ボタンを押して表示されるメニューで[空間特徴ツール]を選び、〈B〉ボタンを押します。
    • Preview Tool画面から起動する場合は、[]をクリックしてから表示されるメニューで[空間特徴ツール]を選びます。
    • MREAL Configuration Tool画面から空間特徴ツールを起動する場合は、[ベース設定]から[空間特徴]を選び、[詳細設定]をクリックします。表示された画面で[空間特徴]タブを選び、[登録]をクリックします。

  2. 空間特徴を追加する

    • MREAL空間に、特徴点として認識される物体(机やキャビネットなど)を追加します。
    • 追加した特徴点を空間特徴ツール画面に表示させます。特徴点が認識されると、画面内のインジケーターの表示が[Poor]から[Good]に変ります。なお、[分散度]は特徴点の分布状態、[特徴数]は特徴点(緑の点)の数です。

    • Good]が表示されない場合は、さらに特徴点を追加します。
  3. 空間特徴ツールを終了する

    • MREAL Displayの〈B〉ボタンを押すか、パソコンの[Alt]キーと[F4]キーを同時に押して表示される画面で[はい]を選びます。
  4. カメラトラッキングの安定性を確認する

    • MREAL映像に3DCGを表示して、ずれなどが生じていないことを確認します。

マップのクリア

空間特徴でカメラトラッキングを行うと、カメラトラッキングを行うためのデータ(マップ)が生成されます。MREAL体験を何度か行い、3DCGのずれなどが生じてきたときは、「マップのクリア」を参照してマップをクリアしてください。