動画記録サイズ

撮影動画記録サイズ]で、解像度、フレームレート、圧縮方式を設定することができます。

なお、フレームレートは、[機能設定システム周波数]の設定()により、自動的に切り換わります。

  1. 撮影動画記録サイズ]を選ぶ(

  2. 項目を設定する

    • メイン電子ダイヤルを回してタブ(1)を選びます。
    • 十字キーを上下左右に操作して設定(2)を変更します。
    • 変更が終わったら、クイック設定/設定を押します。
解像度 画像サイズ 縦横比
4K 3840×2160 16:9
FHD 1920×1080 16:9

フレームレート(fps:frames per second)

  • 119.9fps]119.9fps/[59.94fps]59.94fps/[29.97fps]29.97fps

    テレビの映像方式が「NTSC」地域(北米、日本、韓国、メキシコなど)のときに設定します。

  • 100.0fps]100.00fps/[50.00fps]50.00fps/[25.00fps]25.00fps

    テレビの映像方式が「PAL」地域(ヨーロッパ、ロシア、中国、オーストラリアなど)のときに設定します。

  • 23.98fps]23.98fps

    主に映画関連で使用します。[機能設定システム周波数]を[NTSC]に設定したときに選択できます。

圧縮方式

  • LGOP(標準)標準(Long GOP)

    複数のフレーム単位で効率的に圧縮して記録します。

動画記録形式

  • 動画記録形式を参照してください()。

注意

  • 機能設定システム周波数]の設定を変更したときは、[撮影動画記録サイズ]の再設定を行ってください。
  • 4K動画や高フレームレートの動画などでは、再生時のデータ処理の負荷が高いため、他の機器で正常に再生できないことがあります。
  • 動画記録サイズの設定や、使用するレンズにより、解像感やノイズ感は多少異なります。

参考

  • カードの性能を発揮させるため、動画撮影を行う前にカメラでカードを初期化することをおすすめします()。
  • HD画質、VGA画質の動画を撮影することはできません。

4K動画撮影

  • 4K動画を撮影するには安定した高速書き込みが可能なカードが必要です。詳しくは、動画が記録できるカードを参照してください。
  • 4K動画撮影時は、処理負荷が高いため、通常の動画撮影時に比べカメラ内部の温度が早く上昇したり、より温度が高くなることがあります。動画撮影時に白い[熱制限]または赤い[熱制限(赤)]が表示されたときは、カードが熱くなっていることがあるため、動画撮影を休止して、しばらく経ってからカードを取り出してください(すぐにカードを取り出さないでください)。
  • 4K画質で撮影した動画から任意のフレームを選んで、JPEG画像(静止画)としてカードに保存することができます()。

撮影範囲

解像度と撮影範囲の関係については、「主な仕様」を参照してください()。

注意

  • 動画電子IS機能設定時は()、画面の中央部分がクロップされます。

動画が記録できるカード

各動画記録サイズで記録できるカードの詳細は、記録時間、映像ビットレート、ファイルサイズの目安、要求カード性能を参照してください。

なお、事前にテスト撮影を行い、設定した動画記録サイズ()で正しく記録できることを確認してください。

注意

  • 4K動画撮影を行うときは、撮影前に[機能設定カード初期化]の[物理フォーマット]でカードを初期化してください()。
  • 動画撮影時に書き込み速度が遅いカードを使用すると、動画が正常に記録できないことがあります。また、動画再生時に読み取り速度が遅いカードを使用すると、動画が正常に再生できないことがあります。
  • 動画撮影を行うときは、実際の書き込み速度がビットレートを十分に上回る、高性能なカードを使用してください。
  • 正常に動画が記録できないときは、カードを初期化してから使用してください。なお、カードを初期化しても問題が改善しないときは、カードメーカーのホームページなどもあわせて確認してください。

参考

  • カードの性能を発揮させるため、動画撮影を行う前にカメラでカードを初期化することをおすすめします()。
  • カードの書き込み/読み取り速度については、カードメーカーのホームページなどで確認してください。

ファイルサイズが4GBを超える動画撮影

  • SDカードでは1回の撮影でファイルサイズが4GBを超える動画撮影はできません。
  • SDHCカードでは、1回の撮影でファイルサイズが4GBを超えると、新しい動画ファイルが自動的に作成されます。再生時は自動で連続再生されます。
  • SDXCカードでは、1回の撮影でファイルサイズが4GBを超える場合でも、4GBを超えるサイズの1つの動画ファイルとして記録されます。

注意

  • 4GBを超える動画ファイルをパソコンに取り込むときは、EOS Utilityを使用するか、カードリーダーを使用してください()。パソコン(OS)の機能を使って画像の取り込みを行うと、4GBを超える動画ファイルが取り込めないことがあります。
  • SDHCカードに記録された4GBを超える動画ファイルをパソコンに取り込むと、複数のファイルに分かれた状態で表示されます。先頭のファイルを削除すると、残りの動画ファイルの再生ができなくなります。
  • カメラとパソコンをインターフェースケーブルで接続する場合、パソコンを操作してカメラ内の動画ファイルを削除しないでください。動画ファイルが正しく認識されなくなることがあります。

動画の総記録時間と1分間あたりのファイルサイズの目安

記録時間、映像ビットレート、ファイルサイズの目安、要求カード性能を参照してください。

撮影時間の制限

1回の撮影時間の制限については、「主な仕様」を参照してください()。撮影時間の上限に達した時点で撮影は自動的に終了します。

注意

  • 動画の再生を長時間行ったり、ライブビュー状態を長時間続けたりすると、カメラ内部の温度が上昇して、撮影可能な時間が短くなることがあります。

ハイフレームレート

撮影モードが[動画自動露出][動画シャッター優先AE][動画絞り優先AE][動画マニュアル露出]のときは、[FHD]時に119.9fps/100.0fpsの高フレームレートの動画を撮影することができます。

注意

  • 「スロー&ファストモーション記録」時の[SF120]/[SF100]は本ハイフレームレートと仕様が異なります。
  • 蛍光灯やLED照明などの光源下では、画面にちらつきが発生することがあります。
  • 撮影を開始したときや終了したときは、映像が一時的に更新されなくなります。外部記録機器でHDMI出力映像を記録するときは注意してください。
  • 撮影時に画面に表示される映像のフレームレートは、撮影した動画のフレームレートと異なります。
  • HDMI出力映像のフレームレートは、59.94fpsまたは50.00fpsになります。
  • 動画の再生を長時間行ったり、映像表示状態を長時間続けたりすると、カメラ内部の温度が上昇して、撮影可能な時間が短くなることがあります。