ベース設定の詳細設定

ベース設定]を選び、[詳細設定]をクリックすると、設定タブが表示されます。設定タブを切り換えて、MREAL DisplayやMREAL空間などの詳細な設定を行います。

参考

  • ベース設定]の内容によって、表示されない設定タブがあります。

視線カメラ]タブ

MREAL Displayの視線カメラ映像のホワイトバランスと露出(明るさ)の調整を行います。

ホワイトバランス

MREAL S1/X1では、[自動で設定]を選ぶと、ホワイトバランスが自動調整されます。

色温度で調整するときは、スライダーを動かします。調整結果はプレビュー画面で確認できます。

カメラ映像を使用した設定]が表示される機種では、以下の手順で白基準を使用したホワイトバランス調整ができます。

  1. MREAL空間内に白い用紙(白基準)を置く

  2. ツール起動]をクリックする

    • White Balance Toolが起動して、以下の画面が表示されます。

  3. 白基準が赤枠内に入るようにする

  4. 枠内で調整]をクリックする

  5. OK]をクリックする

露出

  • 明るさを自動設定する場合は、[自動で設定]を選びます。[自動露出シフト量]のスライダーを動かすと、自動設定状態での露出補正が行われます。
  • 手動で設定する場合は、[手動で設定]を選び、[シャッタースピード]と[ゲイン]のスライダーで調整します。
  • ゲインの上限を解除]が表示される機種では、チェックを入れると、ゲインの補正値の上限が30.00dBまで有効になり、0~30.00dBの範囲で自動設定が行われます。
  • 調整結果はプレビュー画面で確認できます。

位置合わせカメラ]タブ

ホワイトバランス(MREAL Display MD-10)

色温度で調整するときは、スライダーを動かします。調整結果はプレビュー画面で確認できます。

露出補正

MREAL Displayの位置合わせカメラ映像の明るさを調整します。

  • 明るさを自動設定する場合は、[自動で設定]を選びます。
  • ゲインの上限を解除]が表示される機種では、チェックを入れると、ゲインの補正値の上限が30.00dBまで有効になり、0~30.00dBの範囲で自動設定が行われます。
  • 自動露出シフト量]のスライダーを動かすと、自動設定状態での露出補正が行われます。
  • 手動で設定する場合は、[手動で設定]を選び、[シャッタースピード]と[ゲイン]のスライダーで調整します。調整結果はプレビュー画面で確認できます。

センサー]タブ

カメラトラッキング方法に外部センサーを使用するときに表示されます。3DCGがブレたり、追従しないときなどに、外部センサーからの信号遅延を調整します。映像の動きに対して3DCGが遅れて表示されるときは、スライダーを+方向に動かします。3DCGが早く表示されるときは、スライダーを-方向に動かします。

表示]タブ

MREAL Displayに表示されるMREAL映像の見え方を調整します。

表示位置とサイズ

MREAL映像が表示される領域のサイズと位置を調整します。[自動で設定]のチェックを外すと調整できます。

立体視調整

立体映像に違和感がある場合に、MREAL映像のサイズと位置を調整します。

  1. 有効]にチェックを入れて[編集]をクリックする

    • Image Setting Toolが起動して、以下の画面が表示されます。

  2. スライダーを動かして調整する

    • 表示位置]では、左目側と右目側の映像の間隔を調整することができます。
    • 拡大・縮小]では、MREAL映像の大きさを調整することができます。
    • 調整前の状態に戻すときは[リセット]をクリックします。
    • 調整が完了したら[OK]をクリックします。

表示パネル設定

遅延低減モード]にチェックを入れると、映像表示の遅れが緩和されます。

残像低減モード]にチェックを入れると、残像による映像のボケが軽減されます。

ビデオスムージングモード]にチェックを入れると、MREAL映像のコマ落ちが軽減されます。

注意

  • コマ落ちが著しいときは、[ビデオスムージングモード]のチェックを外して、使用環境を確認してください。
  • ビデオスムージングモード]は、外部モニター出力に影響を及ぼしません。

輝度設定

使用場所の照明や外光環境などに応じて、MREAL映像の輝度を調整します。

モニター出力設定

外部モニター(Full HD(1920x1080)、またはWQXGA(2560×1600))への出力設定を行います。

その他

OpenXR対応アプリケーション使用時は、必要に応じて以下を設定します。

背景画像とCGの遅延低減設定

背景画像に対して3DCGの動きに遅延が目立つ場合は、[アプリケーションの遅延を低減する]にチェックを入れます。

背景画像と合成するCGの透明度設定

背景画像とCGの透明度の関係が不自然な場合は、[透明度を反転する]にチェックを入れます。

マーカーキャンセラ-

MREAL空間内で外部モニターを使用する場合は、[表示する]にチェックを入れます。外部モニターに表示されたマーカーを、MREAL Displayが誤検出することを防ぎます。

参考

  • 機種により表示されるメニューや項目が異なります。

空間特徴]タブ

カメラトラッキング方法に空間特徴を使用するときに表示されます。空間特徴について、詳しくは「空間特徴について」を参照してください。

座標系]タブ

世界座標系における重力方向

重力方向(下方向)を指定します。

世界座標系の原点をトラッキングセンサーの原点に合わせる

カメラトラッキング方法に外部センサーを使用するときに、世界座標系の原点と外部センサー座標系の原点を合致させます。