5-3 〈AF-ON〉ボタンの2段押しの活用
2段化された〈AF-ON〉ボタン。半押しと全押し動作のカスタマイズで、さまざまな使い分けが可能です
EOS R1は〈AF-ON〉ボタンを初めて2段化しました。半押しと全押しで動作を分けて設定できるので、AFをしたまま指を動かさずに動作を変えることが可能です。
半押しと全押しそれぞれに割り当てる機能の組み合わせは7つのプリセット(設定1-7)から選ぶことができます。そのうちの活用例3つを紹介します。
また静止画と動画で別の設定にすることもできます。
〈AF-ON〉ボタンの活用例1 一時的に視線入力を使用
設定6
[撮影時ボタンカスタマイズ][シャッターボタン半押し][測光・AF開始]設定に変更
半押し:[測光・AF開始]
全押し:[無効]設定から[視線でAFフレーム移動]設定に変更
一時的に視線入力を使いたい場合、全押しした時のみ視線でAFフレーム移動ができるため、素早く他の被写体を主被写体に変更できます。
〈AF-ON〉ボタンの活用例2 一時的にトラッキング
設定5
[サーボAF中の全域トラッキング][しない]に設定
半押し:[測光・AF開始]
全押し:[全域トラッキングの開始/停止]
半押し時の状態(トラッキングもしくはAFフレーム固定)から全押しをすることで、押すたびにトラッキングを開始したり停止することができます。
〈AF-ON〉ボタンの活用例3 一時的にスポット検出
設定7
[サーボAF中の全域トラッキング][する]
[検出する被写体][乗り物優先][スポット検出:しない]
半押し:測光・AF開始:乗り物の被写体に対して通常のトラッキングを行う
全押し:撮影機能の登録と呼出[スポット検出:する]
全押し時にのみスポット検出が行われます。