ピント合わせ
ピント合わせは手動で行います。カメラのファインダーまたはモニターの表示を確認しながら、フォーカスリングを操作してピント合わせを行なってください。
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カメラの電源を入れると、ファインダーまたはモニターに下記の表示が行なわれます。なお、表示されない場合は
ボタンを何度か押してください。
- (1)左レンズの画像*
- (2)右レンズの画像*
- (3)反対側のレンズの映り込み
- (4)Webブラウザなどで2D視聴するときに最初に表示される範囲(マジックウインドウ)の目安
- (5)拡大表示時の表示領域*
EOS R5 Cの動画モードでは表示されません
EOS R5、EOS R5C(静止画モード)
- カメラの
ボタンを押すと、(5)の領域(拡大領域)が拡大表示されます。もう一度
ボタンを押すと、さらに拡大表示されます。もう一度
ボタンを押すと、全画面の表示に戻ります。
- カメラのモニターをタッチ、または
を操作して、左右の撮影領域を含む拡大領域の移動や、拡大中の表示位置の移動などを行うことができます
- 拡大表示中に
ボタンを押すと、右レンズ像と左レンズ像の表示を切り換えることができます。
- カメラのメニューで[MFピーキング設定]の[ピーキング]を[入]に設定すると、ピントが合った被写体の輪郭を色つきの強調表示にすることでピント合わせをしやすくすることができます。
- カメラのメニューで[フォーカスガイド]を[入]に設定すると、現在のフォーカス位置から合焦位置への調整方向と調整量が、ガイド枠で視覚的に表示され、ピント合わせをしやすくすることができます。
EOS R5 C(動画モード)
- RAWおよび解像度4096×2160以下で撮影フレームレートが60P以下のMP4では、カメラの
ボタンを押すと、拡大表示されます。もう一度
ボタンを押すと全画面の表示に戻ります。
ボタンを押すと拡大率を変更することができます。
- カメラのモニターをタッチ、またはジョイスティックを操作して、拡大中の表示位置の移動を行うことができます。
- カメラのメニューでピーキング設定を行うと、画面の映像の輪郭が合焦状態に応じて強調され、ピント合わせをしやすくすることができます。
- カメラのメニューで[フォーカスガイド]を[入]に設定すると、現在のフォーカス位置から合焦位置への調整方向と調整量が、ガイド枠で視覚的に表示され、ピント合わせをしやすくすることができます。
注意
- カメラと外部記録機器をHDMIケーブルで接続して映像を出力するときは、[MFピーキング設定]の[ピーキング]を[切]にしてください。[入]の状態では、強調表示された映像が記録されます。
- 高ISO感度設定時(特に拡張ISO感度設定時など)は、MFピーキングが分かりにくい場合があります。一時的にISO感度を下げてピーキングを確認することをおすすめします。
- 撮影距離情報を表示することはできません。
- 静止画撮影時、測光モードが評価測光のときは、(5)の領域を中心とした測光が行われます。
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EOS R5使用時の注意事項
- RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE取り付け時は、カメラのIS機能は作動しません。
- 動画撮影中は、フォーカスガイド表示を左レンズ像/右レンズ像で入れ換えることはできません。
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EOS R5 C(動画モード)使用時の注意事項
- カメラと外部記録機器をHDMIケーブルで接続して映像を出力するときは、[ピーキング]を[切]にしてください。ピーキング設定された状態では、強調表示された映像が記録されます。
- [測光方式]に[スポットライト]を設定することはできません。
- フォーカスガイド表示を移動することはできません。
- 下記の設定のときは、拡大表示はできません。
- 記録形式:MP4、解像度:8K(8192x4320、7680x4320)
- 記録形式:MP4、解像度:4K(4096x2160、3840x2160)、撮影フレームレート:72P~120P
- 左右いずれかの画像を選んで拡大することはできません。
参考
- フォーカスガイドのガイド枠は、左右いずれかの画像の中央に表示することができます。
- EOS R5およびEOS R5 Cの静止画モードでは、(5)の領域を左右の画像間で移動させると、フォーカスガイドのガイド枠の表示も連動して移動させることができます。