MREAL Display MD-10のキャリブレーション
MREAL Display MD-10の使用時に、「こんなときには」()の「MREAL映像が見にくい」の操作でMREAL映像の見にくさが改善されない場合は、以下の操作によるキャリブレーションを行うことで、見にくさが改善されることがあります。
準備
- マーカーボード(MREALマーカーボード[MB-3B]/[MB-4])を用意します。マーカーボードは机の上などに、動かないように配置します。
- Windowsスタートメニュー>[Canon MREAL Platform 2025.x]>[MREAL Display Tools]>[CameraRealignmentTool_x64]を選んで、Camera Realignment Toolを起動します。
キャリブレーション
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Camera Realignment Tool画面で、[キャリブレーションを行う]を選ぶ
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以下の画面で[OK]をクリックする
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マーカーボードを撮影する
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真上方向(A)から、マーカーボード全体が画面内に収まるように調整します。
- [キャプチャー]をクリックするか、MREAL Displayの〈A〉ボタンを押してして撮影します。
- (B)~(E)の方向からも、マーカーボードを撮影します。
- 一方向につき3枚以上、合計24枚以内で撮影します。
- 全ての方向で撮影が完了したら、[計算]をクリックするか、MREAL Displayの〈B〉ボタンを押します。
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以下の画面が表示されたら、[閉じる]をクリックする
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以下の画面が表示されたら、[OK]をクリックする
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右視線カメラの調整を行う
- 手順3~5を参照して調整を行います。
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位置合わせカメラの調整を行う
- 手順3~5を参照して、左右の位置合わせカメラの調整を行います。
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MREAL Displayを再起動する
- 全ての視線カメラと位置カメラの調整が終了したら、MREAL Displayの電源を切ります。再度電源を入れると、キャリブレーション作業は完了です。
工場出荷状態に戻す
MREAL Displayのキャリブレーション後に、以下の画面が表示される場合は、MREAL Displayを工場出荷状態に戻します。
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Camera Realignment Tool画面で、[工場出荷状態に戻す]を選ぶ
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以下の画面で[OK]をクリックする
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以下の画面で[OK]をクリックする
- MREAL Displayの電源を切り、再度電源を入れると、工場出荷状態に戻ります。