高周波フリッカーレス撮影
速い周期で明滅する光源下では、撮影画像に縞模様が発生することがあります。高周波フリッカーレス撮影機能を使用すると、明滅の周期(高周波フリッカー)に合わせたシャッタースピードを設定して、高周波フリッカーの影響を抑えた撮影を行うことができます。
注意
- 静止画撮影時は、露出にばらつきが生じることがあります。
- 高周波フリッカーレス撮影を行うときは、[:絞り数値変化時の露出維持]を[ISO感度]にしておくことをおすすめします。
推奨Tv値設定
光源の周波数を50.0Hz~8193.7Hzの範囲で検知して、高周波フリッカーレス撮影に対応可能なシャッタースピードを表示します。また、シャッタースピードを表示された値に変更することができます。
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シャッタースピードを設定する
- 撮影に使用したいシャッタースピードを設定します。設定したシャッタースピードに近い領域から、高周波フリッカーレス撮影に対応可能なシャッタースピードが自動検出されます。
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[推奨Tv値設定]を選ぶ
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[OK]を選ぶ
- 縞模様が発生している場所をできるだけ大きく表示させると、高周波フリッカー検出の精度が向上することがあります。
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表示されたシャッタースピードに変更する
- [はい]を選ぶと、表示されたシャッタースピードに変更されます。
- [はい(Tv値設定に移動)]を選ぶと、[手動設定]の画面が表示されます。手動設定の手順2に進んでください。
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撮影する
注意
- 表示されるシャッタースピードは1/50.0秒~1/8192.0秒の範囲となります。
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[フリッカーを検知できませんでした]と表示されたときや、表示されたシャッタースピードに変更しても縞模様が消えないときは、以下の操作を行ってください。
- 推奨Tv値設定を再度行う
- カメラの向きを90°程度変えるなどして推奨Tv値設定を行う
- 手動設定を行う
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以下の条件では、高周波フリッカー検出の精度が低下することがあります。
- 繰り返し模様がある場合(例:格子模様、ストライプ模様など)
- 被写体が動いて、静止しない場合
- 明るさや暗さが極端な場合
- 画面内に複数の光源がある場合
- 明滅する光源が小さい場合
- 光源の明滅周期が遅い場合
参考
- 4K動画をHDMI出力中に高周波フリッカーの推奨Tv値設定を行うと、検出中の映像は更新されなくなります。
手動設定
画面で高周波フリッカーの影響を確認しながら、対応可能なシャッタースピードを探します。
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[手動設定]を選ぶ
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シャッタースピードを調整する
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推奨Tv値設定で設定したシャッタースピードで画面の縞模様が消えないときは、以下の操作を行います。
- を回します。では、推奨Tv値設定で設定した周波数の2倍、3倍、4倍…または1/2倍、1/3倍、1/4倍…のシャッタースピードに変更することができます。
- を回して微調整します。
- 上記の操作を行っても、画面の縞模様が消えないときは、カメラの向きを90°程度変えるなどして、再度推奨Tv値設定を行います。
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撮影する
注意
- 手動設定が可能なシャッタースピードは、1/50.0秒~1/8192.0秒の範囲となります。
- シャッター方式が[電子シャッター]以外でストロボ撮影を行う場合、ストロボの同調シャッタースピードは1/181.0秒以下に制限されます。
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シャッター方式が[電子シャッター]でストロボ撮影を行う場合、ストロボの同調シャッタースピードは1/128.0秒以下に制限されます。以下の場合には同調シャッタースピードの制限は1/181.0秒以下になります。
- 暗いレンズを使用する場合、表示Simulationが正しく機能しないことがあります。
- モニターやファインダーの表示と撮影結果が異なる場合があります。事前にテスト撮影を行うことをおすすめします。