1-4 SDRとHDRの違い
HDR規格ディスプレイに対応し、より明るい表示や広い色域での表示が可能な設定がHDR用設定、HDRに対応していない従来ディスプレイに対応する設定がSDR用設定です。
SDRとHDRの設定の違い
使用するディスプレイや動画が視聴される環境に合わせて撮影できるように、カメラでは、SDR用撮影の設定とHDR用撮影の設定を切り換えることができます。
HDR規格に対応したディスプレイはSDRディスプレイに比べて、より明るい表示をすることが可能です。
動画や静止画撮影時のカメラ設定を、HDR用の設定にすることで、HDR規格に対応したディスプレイやテレビで、より明るい表現や幅広い階調再現を楽しむことができます。
SDR
HDRではない、通常のディスプレイなどでの鑑賞に向いた設定です。
HDR
HDR規格に対応した高輝度表示が可能なテレビやモニターでの鑑賞に向いた設定です。EOS R1、EOS R5 Mark IIでは、ピクチャースタイルに設定しかつHDR撮影(PQ)をオンにした場合、およびカスタムピクチャーでのPQ/HLG設定の3種類を搭載しています。
また、EOS R5 Mark IIでは、記録するレンジと出力ダイナミックレンジをさらに広げた[HDR動画モード]を使用することで、より広いレンジで記録・表示することが可能です。([HDR動画モード]使用時は、ピクチャースタイル スタンダードのみが使用可能です)