1-3 カスタムピクチャーとピクチャースタイル3

カラーグレーディング前提の設定(Canon Log 2/Canon Log3)、カラーグレーディング不要のピクチャースタイル、カラーグレーディング不要のカスタムピクチャー(Canon 709/BT.709 Standard)があり、それぞれの特徴があります。

Canon Log 2/Canon Log 3

カラーグレーディングを前提とした設定で、撮影時に広いダイナミックレンジや色空間で記録します。カラーグレーディング不要の設定では記録しきれないダイナミックレンジの広いシーンでも、豊かな階調や色を表現することができます。編集ソフトでカラーグレーディングを行い、SDRもしくはHDRの動画に仕上げていきます。従来のEOSやCINEMA EOSに搭載されているCanon Log 2やCanon Log 3と基本的には同じ画作りであるため併用することも可能です。

Canon Log 2

カラーグレーディング後

ピクチャースタイル スタンダード

Canon 709/BT.709 Standard

カラーグレーディング不要の設定。Canon 709は肌再現を重視しかつフィルムライクな撮影ができるガンマ設定です。滑らかなスキントーンと、ピクチャースタイルやBT.709.stdよりもハイライト部分に広いダイナミックレンジを持ちます。BT.709 Standardは、BT.709準拠により放送用などに適したコントラストを抑えた画作り設定です。いずれも従来のCINEMA EOSカメラと画作りを合わせることができます。

Canon 709

BT.709 Standard

ピクチャースタイル

撮って出し前提の設定であり、静止画と画作りを合わせることもできます。

さまざまなプリセットが用意されており、設定もシンプルであるため、画作りを手軽に調整できる点が特長です。

スタンダード

風景

ディテール重視