バッテリーグリップを使う

別売のバッテリーグリップ BG-R20BG-R20EPは、縦位置撮影用のボタンやダイヤル、バッテリー2個による電力供給機能などを備えた、カメラ用アクセサリーです。

また、BG-R20EPはEthernet用RJ-45端子を備えており、有線LANを使用することができます()。

カメラに取り付ける

  1. 接点カバーを外す

    • バッテリーグリップの接点カバー(1)、(2)を取り外します。
    • バッテリーグリップの接点カバー(1)を(2)に取り付けて保管します。
  2. バッテリー収納部ふたを外す

    • カメラの電源を切ってからバッテリーを取り出します。
    • カメラのバッテリー収納部ふたを取り外します。
    • 取り外したふたはバッテリーグリップに取り付けます。
    • ふたを取り外すときは、レバーをスライドさせて固定を解除して、取り付けと逆の手順で行います。
  3. バッテリーグリップを固定する

    • 接点をカメラに挿入し、着脱ダイヤルを回して固定します。
  4. バッテリーマガジンを取り出す

注意

  • カメラやバッテリーグリップの接点に触れないでください。
  • バッテリー収納部ふたをカメラに取り付け直すときは、ふたを90°以上開いた状態で取り付けてください。

バッテリーの取り付け

  1. バッテリーを取り付ける

    • バッテリーを図のように挿入します。
    • バッテリー1個のときは、どちらに取り付けても使用できます。
    • 矢印の部分をカチッと音がするまで押し、バッテリーを固定します。
    • バッテリーを外すときは、バッテリーマガジンの取り外しレバーを矢印の方向に操作します。
  2. バッテリーマガジンを取り付ける

    • バッテリーマガジンを奥まで入れて固定します。
    • BG-R20EPのバッテリーマガジンには、バッテリー保持部材(3)がついています。バッテリーを取り付けるときは上に開き、バッテリーを取り付けたら下に閉じてください。

注意

  • バッテリーを取り付けるときは、バッテリーの接点が汚れていないかどうか確認してください。接点が汚れているときは、柔らかい布などで拭いてください。
  • バッテリーの取り付けは、バッテリーグリップをカメラに取り付けてから行ってください。バッテリーが取り付けられた状態でバッテリーグリップをカメラに取り付けると、バッテリーチェックの結果が正しく表示されないことがあります。
  • バッテリーグリップの取り外しは、カメラの電源を切り、バッテリーを取り外してから行ってください。
  • バッテリーグリップを取り外したときは、バッテリーグリップの接点に接点カバーを取り付けてください。また、長期間バッテリーグリップを使用しないときは、バッテリーを取り外してください。
  • 保管中は、ゴミやほこり、水、塩分などが付着しないようにしてください。
  • バッテリーグリップをカメラに取り付けたときに、バッテリー通信エラーのメッセージが表示されたときは、メッセージに従って操作してください。また、カメラの電源が切れたら、バッテリーマガジンの出し入れを行って、電源を入れなおしてください。
  • バッテリーグリップ通信エラーのメッセージが表示されたときは、メッセージに従って操作したあと、いったんカメラの電源を切り、バッテリーグリップを取り付けなおしてください。

家庭用電源を使用する

  1. DCカプラーを取り付ける

    • DCカプラー DR-E6P(別売)を、バッテリーと同じ手順でバッテリーマガジンに取り付けます。
    • DCカプラーのコードをバッテリーマガジンの通し溝に通します。
    • バッテリーマガジンを奥まで入れて固定します。
  2. バッテリーマガジンを取り付ける

    • コードは通し部から出します。
  3. DCカプラーとUSB電源アダプターを接続する

    • DCカプラーのレセプタクルをUSB電源アダプター PD-E2(別売)のプラグにしっかりと接続します。

    参考

    • DCカプラーのコードとUSB電源アダプターの接続コードを図のように結束バンドで固定すると、接続部が外れにくくなります。
  4. 電源コードを接続する

    • 電源コードをUSB電源アダプターに接続し、電源プラグをコンセントに差し込みます。

注意

  • カメラの電源が入った状態で、電源コードやプラグの抜き差し、バッテリーマガジンの取り外しを行わないでください。
  • DCカプラーのコードを、バッテリーグリップとバッテリーマガジンの間にはさまないようにしてください。

ボタンやダイヤルの操作

  • 縦位置操作スイッチ(3)をONにすると、ボタンやダイヤルが操作できます。
  • 各ボタンやダイヤルの操作方法は、カメラ本体と同じです。
  1. (1) マルチファンクションマルチファンクションボタン
  2. (2) シャッターボタン
  3. (3) 縦位置操作スイッチ
  4. (4) メイン電子ダイヤルメイン電子ダイヤル
  5. (5) 拡大/縮小拡大/縮小ボタン
  6. (6) マルチコントローラーマルチコントローラー
  1. (7) AFスタートAFスタートボタン
  2. (8) サブ電子ダイヤル2サブ電子ダイヤル2
  3. (9) AEロックAEロック/FEロックボタン
  4. (10) AFフレーム選択AFフレーム選択ボタン

USB電源アダプターを使って充電/給電する

USB電源アダプター PD-E2(別売)を使用して、バッテリーグリップ内のバッテリーパック LP-E6Pを充電することができます。また、カメラへの給電を行うことができます。

充電

  1. USB電源アダプターを接続する

    • カメラの電源スイッチを電源オフにした状態で、USB電源アダプターのプラグを、カメラのデジタル端子にしっかりと差し込みます。
  2. 充電する

    • 電源コードをUSB電源アダプターに接続し、電源プラグをコンセントに差し込みます。
    • 充電が始まり、バッテリーグリップの充電ランプが点灯します。
    • カメラの表示パネルに[充電中]が表示されます。
    • 充電が完了すると、充電ランプは消灯します。

給電

カメラの電源スイッチを電源オンにすると給電のみを行い、充電はされません。ただし、オートパワーオフ中は充電が行われます。

給電中は、バッテリー残量表示がグレーになります。

カメラの電源スイッチを電源オフにすると給電から充電に切り換わります。

注意

  • バッテリーグリップ内にバッテリーパックがない状態では、給電は行われません。
  • LP-E6PとDCカプラー DR-E6Pが取り付けられているときは、充電できません。
  • バッテリー残量がないときは、充電が行われます。給電は行われません。
  • バッテリーを保護し、性能の劣化を防ぐため、24 時間以上連続して充電しないでください。
  • 充電して保管していても、自然放電により少しずつバッテリーの容量が少なくなっていきます。
  • 充電を開始したときにランプが点灯しないときや、充電中に異常が発生(充電ランプが点滅)したときは、電源プラグをコンセントから抜き、バッテリーの取り外し/取り付けを行ってから、2~3分後にもう一度コンセントに差し込んでください。改善しない場合は、修理受付窓口にご相談ください。
  • 充電時間や充電される量は周囲の温度や残量によって異なります。
  • 安全に充電を行うため、低温下では、充電時間が長くなります。
  • 給電中もバッテリー残量が減ることがあります。撮影中にバッテリー残量が不足しないよう、フル充電したバッテリーを使用してください。
  • USB電源アダプターの取り外しは、カメラの電源スイッチを電源オフにしてから行ってください。
  • 市販の電源アダプターの充電/給電については、動作を確認している製品があります。詳しくはキヤノンのホームページで確認してください()。
  • バッテリーパック LP-E6NH/LP-E6Nも充電できます()。

参考

  • LP-E6Pは1個でも充電できます。