HDR動画モード

明暗差の大きいシーンで、白とびが緩和された、階調の広い(ハイダイナミックレンジな)動画を撮影することができます。

  1. 撮影HDR動画モード]を選ぶ(

  2. HDR動画撮影]で[する]を選ぶ

注意

  • ISO感度の上限がISO12800に、下限がISO800になります。
  • HDR動画撮影では、空や白壁などのグラデーションが滑らかに再現されなかったり、被写体条件や撮影条件によって露出ムラや色ムラ、ノイズが発生することがあります。また、被写体の暗い部分で縞やノイズが目立つことがあります。
  • 事前にテスト撮影を行い、映像の状態を確認しておくことをおすすめします。
  • ISO感度、[撮影高感度撮影時のノイズ低減]、[シャドウ補正]の設定変更で、画質が改善する場合があります。
  • HDR動画撮影時は、通常の動画撮影時に比べ、低輝度下の被写体や、明暗差(コントラスト)の少ない被写体に対して、AFでピントが合いにくいことがあります。

    AFが合わない場合は、絞りを開放側に設定するか、明るいレンズを使用することでピントが合わせやすくなります。

参考

  • 撮影ピクチャースタイルHDR撮影(PQ)]()をあわせて設定すると、明部の再現性がより向上します。

シャドウ補正

シャドウ補正]では、シャドウ部分を中心に、画像を明るく補正することができます。

  • 以下の画面で、画像を確認しながら項目を選びます。

注意

  • 撮影条件により、ノイズが増えたり、解像感が変化することがあります。また、空や白壁のようなシーンのグラデーションが滑らかに再現されなかったり、色ムラが発生することがあります。
  • 被写体の暗い部分で、縞状のノイズが目立つことがあります。このノイズは低ISO感度でも発生することがありますが、ISO感度、[撮影高感度撮影時のノイズ低減]、[シャドウ補正]の設定を変更することで改善される場合があります。

色の濃さ

色の濃さ]では、画像の全体的な色の濃さを調整することができます。

  • サブ電子ダイヤル1またはサブ電子ダイヤル2で調整値を選びます。
  • 設定が終了したらSETを押します。

最大輝度レンジ制限

撮影ピクチャースタイルHDR撮影(PQ)]が[HDR PQ]のときに設定することができます。

  • しない]を選んだときは、最大輝度レンジは制限されません。撮影画像を、1000nit以上の輝度表示が可能なモニターで確認するときにおすすめします。
  • 1000nit]を選んだときは、最大輝度レンジが約1000nitに制限されます。