5-6 ネット越しで撮影することがある場合のおすすめ設定

ボタンカスタマイズを活用し、一時的に[サーボAF特性]を[Case スペシャル]に設定することで、ネット越しの被写体もそうでない被写体も適切に撮影することができます。

[サーボAF特性]を[Case スペシャル]に設定すると、ネット越しの被写体にピントが合わせやすくなりますが、被写体の状態、特にネット越しでない場合や被写体が小さい場合に被写体よりも奥にピントが合うことがあります。ネット越しでない被写体もそのまま撮影したい場合、ボタンカスタマイズを活用してネット越しの被写体を撮影する場合だけ[サーボAF特性]を[Caseスペシャル]に設定することをおすすめします。

撮影時ボタンカスタマイズで絞り込みボタンなどに適用できる「登録AF機能に切り換え」または「撮影機能の登録と呼び出し」で[サーボAF特性]を設定することができます。

ボタンカスタマイズ活用例1

絞り込みボタンまたはAF-ONボタンに「登録AF機能に切り替え」を設定

[サーボAF特性]を[Case スペシャル]に設定し、チェック

その他のチェックをすべて解除

カメラ設定をその都度手作業で変えることなく、ボタンを押している間だけネット越しの被写体にピントが合わせやすい設定で撮影することができます。
なお、ボタンを押している間にライブビュー上の表示は変わりません。

ボタンカスタマイズ活用例2

AEロックボタンに「撮影機能の登録と呼び出し」を設定

[サーボAF特性]を[Case スペシャル]に設定し、チェック

[AF動作]にチェック

その他のチェックをすべて解除

ネット越しでないシーンではAF-ONボタン、ネット越しのシーンはAEロックボタンでAF動作を行っていただけます。特にAF-ONボタンでAF動作を行う方におすすめです。

バレーボールなどで、ネット越し撮影をしている間に一瞬ネットから顔が出るようなシーンでも、そのまま[Case スぺシャル]で撮影可能です。