5-3 1点AFとトラッキングの使い分け
「撮影時ボタンカスタマイズ」や「AFエリアの限定」で「1点AF」と「トラッキング」が素早く切り換えできるようになります
スポーツ撮影において、動きの変化や被写体サイズの変化に対応するために「1点AF」と「トラッキング」の切り換えが有効です。これらの機能を撮影中に素早く切り換えるための方法を説明します。
切り換え方法の例1 撮影時ボタンカスタマイズによりシャッターボタンと〈AF-ON〉ボタンを使い分け
AFエリアを「全域トラッキングOFF1点AF」「全域トラッキングOFF領域拡大AF」等のトラッキングしないAFエリアに設定。
撮影時ボタンカスタマイズで〈AF-ON〉ボタンを[測光・AF開始]→[INFO詳細設定]
→[サーボAF中の全域トラッキング]および[AFエリア]の全域トラッキングオフ(鍵マーク)以外のAFエリア設定にチェックを入れてカスタマイズ
以上の設定により、シャッターボタン半押しは「全域トラッキングOFF 1点AF」に、〈AF-ON〉ボタンはトラッキングを使ったAFとなり、使い分けが可能となります。
切り換え方法の例2 [AFエリアの限定]で素早く切り換え
[AFエリアの限定]と撮影時ボタンカスタマイズで設定できる[AFエリアダイレクト選択]を使用することで素早く「全域トラッキングOFF 1点AF」と「トラッキング」を切り換えることができます。
・[AFエリアの限定]で使用するAFエリアのみにチェックを入れて設定。全域トラッキングOFFの設定(1点)とそれ以外の設定のみを選びます。
・撮影時ボタンカスタマイズで〈M-Fn〉に[AFエリアダイレクト選択]を設定すると、〈M-Fn〉を押すごとに設定が切り換わるので、トラッキングをする設定とトラッキングしない設定を素早く切り替えることができます。
M-Fn