5-1-1 動きのある被写体の中から1つの被写体を狙いたい(方法A)

トラッキングや[登録人物優先][アクション優先]を活用して人物を効果的に捉える方法

複数被写体がいる場合や、手前に草や木等の障害物がある場合に、1人の人物を主被写体としてピント合わせするためにいくつかの方法があります。好みやシーン、被写体により、使い分けをしてください。このページでは人物撮影でのトラッキングや[登録人物優先][アクション優先]の活用方法を説明します。

スポーツなど動きが大きい被写体をトラッキングで捉え続ける方法

「1点AF」+[サーボAF中の全域トラッキング][する]に設定します。

[サーボAF中の全域トラッキング][する]では、設定したAFフレームからトラッキングが始まります。複数人物から1人の人物を狙うには、「1点AF」などAFフレームが比較的小さい設定だと、より被写体が指定しやすくおすすめです。

「フレキシブルゾーンAF」のAFフレームサイズの調整を行って使用することも有効です。被写体の大きさ、動きの大きさや方向、障害物との関係などに合わせて調整をしてください。

特定の人物を[登録人物優先]で捉える方法

AFをしていない状態では登録した顔に対して登録人物であることを示すフレームが表示されるため、そこからAFを行うと、その人物を対象としてトラッキングを開始できます。

登録していない人物をトラッキングしているところに登録した人物が出てきた場合は、AFをやりなおすことで、登録された人物でトラッキングをしなおします。

特定のアクションをする人物を[アクション優先]で捉える方法

[アクション優先]+撮りたいスポーツ(サッカー・バスケットボール・バレーボール)に設定します。

[アクション優先]を[する]に設定すると、特定のアクション(シュートなど)を行った被写体に優先的にピントを合せます。

トラッキングしている被写体や[登録人物優先]よりも、[アクション優先]によるAFフレームの乗り移りが優先されます。