4-3 アクション優先の基本動作
[アクション優先]を[する]にした場合の、主被写体の選択およびトラッキングの動作
- 待機中・サーボAF中(サーボAFしながらの連続撮影中を含む)において、アクションをしている被写体を認識すると、その被写体を主被写体として選択します。
- ・他の被写体をトラッキング中の場合でも、アクションをしている被写体にAFフレームが乗り移ります。
- ・登録人物優先において登録人物を検出している状態でも、アクションをしている被写体にAFフレームが乗り移ります。
- サーボAF中は一度アクションをしている被写体にAFフレームが乗り移った後は、アクションを終了した後もその被写体をトラッキングし続けます。
- ・ただし、アクションを終了した後に他の被写体がアクションをした場合には、その他の被写体にAFフレームが乗り移ります。
- タッチで指定した被写体をトラッキングしている場合には、アクション優先による他の被写体への乗り移りは行いません。
※複数の被写体が同時にアクションをしている場合、高頻度でAFフレームの乗り移りが発生する場合があります。
アクションしている被写体を認識し、AFフレームを乗り移らせます
アクション優先によるAFフレームの乗り移りの範囲
待機中は、AFエリア設定に関わらず、画面全域でアクションをしている被写体に追尾フレームが乗り移ります。
サーボAFを開始すると、 [サーボAF中の全域トラッキング]が[する]であれば、 AFエリア設定に関わらず画面全域でアクションをしている被写体にAFフレームが乗り移ります(サーボAFを開始した瞬間から乗り移りは行われます)。
一方、[サーボAF中の全域トラッキング]が[しない]であれば、予め設定されているAFエリア内でのみ、アクションをしている被写体にAFフレームが乗り移ります。
「全域AF」以外のAFエリアと、 [サーボAF中の全域トラッキング] [しない]を組み合わせることで、アクション優先によるAFフレームの乗り移り範囲を任意に調整することができます。
使用上のヒント・注意
以下のようにして撮影するとアクションしている被写体が主被写体として選ばれやすくなります。
- アクションをしている被写体を大きく写す(目安は撮影画面の半分以上です)
- アクションをしている被写体をボールと一緒に写す
- アクションをしている被写体の全身が写るようにする
- 明るい環境で撮影する
以下の場合はアクションを認識しにくい場合があります。
- 被写体が小さい
- 被写体が明るすぎる/暗すぎる
- 被写体の一部が隠れている/画角から見切れている
- 被写体が後ろ向きになっている
- 被写体と背景の見分けがつきにくい
- 雨、雪、土埃などにより、被写体が不鮮明
- 被写体の姿勢が判別しにくい服装
- 被写体の姿勢が判別しにくい服装
- 複数の被写体が密集している/重なっている
- ボールの一部または全体が写っていない
- 被写体のピントが大きくボケている
- フリッカー光源下