1-3 検出する被写体
トラッキングによる主被写体の自動選択条件を設定することができます
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検出可能な被写体
人物、動物(犬・猫・鳥・馬)、乗り物(モータースポーツ[車・バイク]・鉄道・飛行機[ジェット機・ヘリコプター])が検知可能
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被写体の部位を検知
被写体の複数の部位(人物の場合:瞳・顔・頭部・動体)を検知可能であるため、被写体の姿勢が変わったり一部が隠れても粘り強くトラッキングが可能
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乗り物のスポット検出
乗り物では四輪/ 二輪のドライバー/ ライダーのヘルメット(車内のドライバーは検出対象外)、飛行機/ 高速鉄道のコックピットを検出可能とするスポット検出設定が可能
各設定の主なポイント
[検出する被写体]設定項目 | 被写体 | 対象 |
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人物 | 人 | 瞳/顔/頭部/胴体/上半身 |
動物優先※1 | 犬、猫、鳥、馬 | 瞳/顔/全身 |
乗り物優先※2 | モータースポーツ(車、バイク:フォーミュラーカー・GTカー・ラリーカー・オンロードバイク・オフロードバイク) 鉄道(高速鉄道、特急、在来線、蒸気機関車)、飛行機(ジェット機、ヘリコプター) |
全体/スポット |
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人物
胴体検出:動きが激しく顔や頭部が検出できない状態でもトラッキングしてピントを維持。
瞳検出:横顔、顔の陰影、化粧、マスク装着時といったシーンでも検出がや瞳の左右優先指定も可能。
頭部検出:顔や瞳が見えないシーンでは頭部をトラッキング。また、スキーやスノーボードなど、ゴーグルやマスクで顔が検出できない冬季競技にも対応。
上半身検出:頭頂部から肩・腰を囲うように上半身を検出し、より遠く小さな人物を被写体として認識。上半身の情報を使うことで、交錯など複雑なシーンでも安定したトラッキングを実現。 -
動物優先※1
部位ごとの検出ができるため、動きが大きい動物でも安定してトラッキング可能。瞳の左右優先指定も可能。
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乗り物優先※2
車、バイクでは、屋根がないタイプの車のレーシングドライバーやバイクライダーのヘルメットへのスポット検出ができるため、任意選択では難しいフォーカシングが可能。鉄道、飛行機では一部の被写体はコックピット・運転席窓のスポット検出も可能。
※1 被写体によっては動物検出できないことがあります。また、犬・猫・鳥、馬ではない被写体に対して動物と検出する場合もあります。
※2 被写体によっては乗り物検出できない場合があります。また、車、バイク、鉄道、飛行機ではない被写体に対して乗り物と検出する場合もあります。