温度上昇による発光制限について

ストロボを使用した連続撮影やモデリング発光を短時間に繰り返し行うと、発光部や電池、電池室付近の温度が高くなることがあります。

繰り返し発光を行うと、過熱による発光部の劣化や損傷を防ぐため、発光間隔が約4秒までの範囲で段階的に長くなります。その状態でさらに繰り返し発光を行うと、自動的に発光制限が行われます。

なお、発光制限中は、温度上昇を表す警告表示が行われ、発光間隔(ストロボ撮影できる間隔)が強制的に約10秒(レベル1)、約45秒(レベル2)になります。

温度上昇警告

ストロボ内部の温度が上昇すると、2段階で警告表示が行われます。レベル1の状態でさらに繰り返し発光を行うと、レベル2の状態になります。

表示/音 レベル1
(発光間隔:約10秒)
レベル2
(発光間隔:約45秒)
マーク 温度上昇(発光制限)レベル1 温度上昇(発光制限)レベル2
表示パネル照明 点灯 点滅

連続発光回数と休止時間

警告表示(レベル1)までの連続発光回数と、通常のストロボ撮影ができるようになるまでに必要な休止時間の目安は、次のとおりです。

機能 警告表示(レベル1)までの
連続発光回数(目安)
必要休止時間(目安)
照射角
14mm*124mm28mm 35mm 50mm105mm
連続フル発光 32回以上 47回以上 55回以上 35分以上
モデリング発光

マニュアル発光に設定し、当社試験基準で測定

新品の単3形アルカリ乾電池使用

1:ワイドパネル使用時

注意

  • 連続発光を行ったときは発光部や電池、電池室付近に触れないでください。

    ストロボを使用した連続撮影やモデリング発光を短時間に繰り返し行ったときは、発光部や電池、電池室付近に触れないでください。発光部や電池、電池室付近が高温になり、やけどの原因になる恐れがあります。

注意

  • 発光制限中に電池室ふたの開閉を行わないでください。発光制限が解除されるため大変危険です。
  • レベル1の警告が表示されていなくても、発光部の温度が上昇し始めているときは、発光間隔が長くなります。
  • レベル1の警告が表示されたときは、35分以上休止してください。
  • レベル1の警告が表示されたあと、発光を休止しても、レベル2の警告が表示されることがあります。
  • ETTLの発光モードまたは高温下でストロボ撮影を行ったときは、表に示した回数よりも早く発光制限が行われることがあります。
  • 発光回数に関する注意については、「連続発光」、「モデリング発光」を参照してください。
  • 温度上昇などの環境要因により、まれに発光しないことがあります。
  • C.Fn-22-1設定時は()、発光部の温度が上昇しても、表示パネルの照明による警告表示は行われません。