マニュアル発光

フル発光(1/1)から1/1024発光まで、発光量を1/3段ステップで設定することができます。

市販のフラッシュメーターを使用して発光量を決めると、正確な露出を得ることができます。カメラの撮影モードを絞り優先AEまたはマニュアル露出に設定することをおすすめします。

  1. ジョイスティックでMODEを選ぶ

  2. 発光モードをマニュアル露出にする

    • ジョイスティックを上下左右に押すか、選択ダイヤルを回してMを選び、ジョイスティックを垂直に押します。
  3. ジョイスティックで調光補正/発光量設定を選ぶ

  4. 発光量を設定する

    • ジョイスティックを左右に押すか、選択ダイヤルを回して発光量を設定し、ジョイスティックを垂直に押します。
    • シャッターボタンを半押しすると、撮影距離(1)の目安と絞り数値(2)が表示されます。

参考

  • ハイスピードシンクロ設定時は、発光量の設定範囲は1/1から1/128になります。
  • マニュアル発光時のガイドナンバーについては、「主な仕様」を参照してください。
  • ジョイスティックでMODEを選ばずに、直接選択ダイヤルを回して発光量を設定することができます(C.Fn-13)。

FEメモリー機能でマニュアル発光の発光量を設定する方法

発光モードETTLで撮影した発光量を、発光モードMの発光量として設定することができます。

  1. FEメモリー機能を設定する

    • カスタム機能の C.Fn-19FEMの設定を1:ONにします()。
  2. 発光モードをETTLにして撮影する

    • ジョイスティックでMODEを選びます。
    • ジョイスティックを上下左右に押すか、選択ダイヤルを回してETTLを選び、ジョイスティックを垂直に押します。
    • シャッターボタンを全押しして撮影を行います。
  3. 発光モードをMにする

    • ジョイスティックでMODEを選びます。
    • ジョイスティックを上下左右に押すか、選択ダイヤルを回してMを選び、ジョイスティックを垂直に押します。
  4. 発光量を確認する

    • 被写体が調光連動範囲(1)に入っていることを確認します。

注意

  • ETTLの設定でストロボを発光するときは、充電ランプが赤色(フル充電)の状態で行ってください。
  • ETTLの設定で撮影したあとに、光量やズームなどの発光量に関わる設定、ISO感度や絞り数値の変更を行った場合は、再度ETTLの設定で撮影することをおすすめします。
  • カメラのホワイトバランスをオートホワイトバランスに設定しているとき、ストロボと周囲の外光の色温度差が大きく、調光補正を-側に、[E-TTLテイスト]を[雰囲気重視]に設定したときは、撮影画像の色味がETTLMの設定で異なる場合があります。

  • ワイヤレスストロボ撮影でFEメモリー機能を使用するときは、ETTLMの発光グループの設定をあらかじめ同じにしておいてください。なお、ETTLA:B Cを設定したときはMではA:B:Cに設定してください。
  • 撮影条件によってETTLの調光連動範囲の表示とMの撮影距離の表示が異なることがあります。
  • 発光量が1/1024となった場合、露出オーバーになることがあります。

参考

  • C.Fn-19FEMの設定を2:ON/MODE ETTL/Mにすると、ジョイスティックを下に押すだけでETTLMが切り換わります。

ストロボメータードマニュアル撮影

ストロボメータードマニュアル撮影に対応したカメラでは、手動で調光レベルを決めて撮影することができます。被写体との距離が近いときに有効です。市販の18%標準反射板を使って次のように撮影します。

  1. カメラとストロボの機能を設定する

    • カメラの撮影モードをマニュアル露出または絞り優先AEにします。
    • ストロボの発光モードをマニュアル露出にします。
  2. ピントを合わせる

    • 手動で被写体にピントを合わせます。
  3. 18%標準反射板をセットする

    • 標準反射板を被写体の位置に置きます。
    • ファインダー内中央のスポット範囲の領域全体に、標準反射板がくるようにします。
  4. マルチファンクションまたはAEロックFEロックボタンを押す(タイマー16秒

    • ストロボがプリ発光し、適正調光に必要な発光量が記憶されます。
    • ファインダー内右側の露出レベル表示に、標準露出に対する調光レベルが表示されます。
  5. 調光レベルを設定する

    • 調光レベルが標準露出指標の位置にくるように、ストロボのマニュアル発光量を設定します。
  6. 撮影する

    • 標準反射板を取り除いて撮影します。

参考

  • ストロボメータードマニュアル撮影に対応するカメラについては、カメラの使用説明書を参照してください。